あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問26

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

小円筋上にある経穴の部位はどれか。
  • 肩関節の後下方、腋窩横紋後端の上方1寸
  • 肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部
  • 棘上窩、肩甲棘中点の上方
  • 第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸

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この過去問の解説 (3件)

01

小円筋は、肩甲骨外側縁から大結節に付着しています。

選択肢1. 肩関節の後下方、腋窩横紋後端の上方1寸

この部位にある経穴は小腸経の肩貞です。小円筋上にありますので、これが正解であると考えられます。

選択肢2. 肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部

この部位にある経穴は小腸経の天宗です。棘下筋上にあります。  

選択肢3. 棘上窩、肩甲棘中点の上方

この部位にある経穴は小腸経の秉風です。秉風は僧帽筋、棘上筋上にあります。

選択肢4. 第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸

この部位にある経穴は小腸経の肩外兪です。肩外兪は僧帽筋、肩甲挙筋上にあります。

まとめ

肩貞は五十肩など肩の症状の治療によく使われます。
 

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02

小円筋は、肩甲骨外側縁を起始とし、

上腕骨大結節下部で停止する筋です。

回旋筋腱板を構成する筋のひとつです。

選択肢1. 肩関節の後下方、腋窩横紋後端の上方1寸

肩関節の後下方、

腋窩横紋後端の上方1寸にとる経穴は、

肩貞です。

小円筋の位置と一致しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部

肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、

肩甲棘から3分の1にある陥凹部にある経穴は、

天宗で、棘下筋上にあります。

選択肢3. 棘上窩、肩甲棘中点の上方

棘上窩、肩甲棘中点の上方にとる経穴は秉風で、

僧帽筋上にあります。

選択肢4. 第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸

第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、

後正中線の外方3寸にとる経穴は、

肩外兪で、僧帽筋上にあります。

まとめ

解剖と合わせて経穴の部位を覚えていきましょう。

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03

取穴部位に関する問題です。

小円筋は、肩甲骨外側縁の下角から上腕骨の大結節に、

着く筋肉です。この筋上にあるのは、1の肩貞穴です。

正経十二脈の中で、小円筋上にあるのは肩貞穴だけです。

他選択肢の示す経穴と関わる筋は次の通りです。

2.天宗…棘下筋

3.秉風…僧帽筋

4.肩外兪…僧帽筋

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