あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問50
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す病証に対して募穴を用いて施術する場合、最も適切なのはどれか。
「38歳の男性。主訴は頸から上肢にかけてのしびれと痛み。事務職のため坐位での作業が長い。日頃から冷たいものをよく飲む。上肢は痛んで重い。四肢は冷えてむくみがみられる。舌は胖大、滑苔、脈は滑を認める。」
「38歳の男性。主訴は頸から上肢にかけてのしびれと痛み。事務職のため坐位での作業が長い。日頃から冷たいものをよく飲む。上肢は痛んで重い。四肢は冷えてむくみがみられる。舌は胖大、滑苔、脈は滑を認める。」
- 章門
- 期門
- 天枢
- 中極
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この過去問の解説 (3件)
01
本症例における、冷たい物をよく飲む、四肢が冷えて浮腫むという症状と、
さらに舌胖大、滑苔ということから、脾気虚の症状と推測できます。
そこで、問題では、募穴を選ぶことになっているので、脾経の募穴である章門を選択します。
因みに、
胖大舌は、虚証、陽虚証、気虚証、または、湿淡証、湿熱証
滑苔は、虚寒証、湿淡証か陽虚証
滑脈は、実証、熱証、湿淡証
となっています。
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02
正解は章門です。
○
頸から上肢にかけてのしびれと痛み、上肢の痛みと重み、
四肢の冷えとむくみ、日頃から冷たいものをよく飲む、
舌は胖大滑苔、脈は滑を認めることから、
脾の機能が低下している可能性があります。
章門は、脾経の募穴ですので、施術するのに適切であると考えられます。
×
期門は、肝経の募穴です。
×
天枢は大腸経の募穴です。
×
中極は膀胱経の募穴です。
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03
問題文の症例は、脾の病証を示しています。
よって、脾の募穴の1番「章門」が正解です。
その他の選択肢については、次の通りです。
2.期門 → 肝の募穴
3.天枢 → 大腸の募穴
4.中極 → 膀胱の募穴
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