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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第30回(2022年) 午後 問51

問題

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次の文で示す経脈病証に対して原穴に施術する場合、最も適切なのはどれか。
「48歳の女性。手掌がほてり、しびれもある。腋窩の腫れや季肋部のつかえ、胸痛も感じる。」
   1 .
大陵
   2 .
太淵
   3 .
合谷
   4 .
陽池
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問51 )
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この過去問の解説 (3件)

0

手掌のほてり、腋窩部の腫れ、季肋部のつかえ、胸痛などの症状は手の厥陰心包経の病証になります。
 

選択肢1. 大陵

大陵は手の厥陰心包経の原穴です。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢2. 太淵

 太淵は手の太陰肺経の原穴です。

選択肢3. 合谷

合谷は手の陽明大腸経の原穴です。

選択肢4. 陽池

陽池は手の少陽三焦経の原穴です。

まとめ

十二経脈と原穴の組合せは以下の通りです。
手の太陰肺経:太淵
手の陽明大腸経:合谷
足の陽明胃経:衝陽
足の太陰脾軽:太白
手の少陰心経:神門
手の太陽小腸経:腕骨
足の太陽膀胱経:京骨
足の少陰腎経:太渓
手の厥陰心包経:大陵
ての少陽三焦経:陽池
足の少陽胆経:丘墟
足の厥陰肝経:太衝

付箋メモを残すことが出来ます。
0

正解は大陵です。

選択肢1. 大陵

事例の女性は、手掌にほてりとしびれがある、腋窩の腫れ、

季肋部のつかえ、胸痛があり、

手掌から腋窩、心臓、季肋部にかけて症状があらわれています。

これは、手の厥陰心包経に一致しており、

その原穴である大陵が施術部位として適切であると考えられます。

選択肢2. 太淵

×

太淵は手の太陰肺経の原穴です。

喉や鼻といった呼吸器系の症状や胸背部痛、腕関節障害などに用いられます。

選択肢3. 合谷

×

合谷は手の陽明大腸経の原穴です。

頭や顔面部の症状をはじめ、肩こりや大腸の不調、

自律神経の乱れなどに効果があるといわれています。

選択肢4. 陽池

×

陽池は手の少陽三焦経の原穴です。

目の症状や耳鳴り、肩から手にかけての症状などに用いられます。

0

「霊枢」経脈編に照らし合わせると、問題文の症例は、

手の厥陰心包経の病証と合致します。

よって、心包経原穴の「1.大陵」が正解です。

その他の選択肢については、次の通りです。

2.太淵 → 手の太陰肺経の原穴

3.合谷 → 手の陽明大腸経の原穴

4.陽池 → 手の少陽三焦経の原穴

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