あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回(2022年)
午後 問53
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第30回(2022年) 午後 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
頭痛の部位と経脈流注を考慮した治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。
- 前頭部痛 ――― 金門
- 側頭部痛 ――― 地機
- 後頭部痛 ――― 水泉
- 頭頂部痛 ――― 中都
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この過去問の解説 (3件)
01
頭痛は、痛みの部位によって、太陽経頭痛、陽明経頭痛、少陽経頭痛、厥陰経頭痛に分類されます。
前頭部の痛みは陽明経頭痛になります。金門は足の太陽経の経穴です。
側頭部の痛みは少陽経頭痛になります。地機は足の太陰経の経穴です。
後頭部の痛みは太陽経頭痛になります。水泉は足の少陰経の経穴です。
頭頂部の痛みは厥陰経頭痛になります。中都は足の厥陰経の経穴ですので、これが正解であると考えられます。
頭痛は、流注する経脈の気血不足や外邪などにより障害されて起こります。
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02
正解は頭頂部痛 ――― 中都です。
×
前頭部痛の際は、太陽などが用いられます。
金門は足の太陽膀胱経に属し、
腰痛、外果部痛、下腿痛に用いられます。
×
側頭部痛の際は、足臨泣などが用いられます。
地機は足の太陰脾経に属し、
腹痛や腰痛などに用いられます。
×
後頭部痛の際は、風池などが用いられます。
水泉は足の少陰腎経に属し、
踵の痛みや泌尿器系のトラブルの際などに用いられます。
○
中都は足の厥陰肝経に属しており、
これは頭頂部にある百会に注ぐといわれています。
百会は頭頂部にあり、頭痛などに用いられますので、
頭頂部痛と中都の組み合わせは適切であると考えられます。
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03
正解は、4番の頭頂部痛と「中都」の組み合わせです。
「中都」は足の厥陰肝経に属する経穴です。
肝経の流注は、頭頂部(百会)で督脈と交わります。
その他の選択肢については、次の通りです。
1.「金門」が属す足の太陽膀胱経は、前頭部から外果後方に向かって流れます。
よって、前頭部の下流にある金門は、最も適切と言い難いです。
2.「地機」が属す足の太陰脾経は、頭部を通過しません。
3.「水泉」が属す足の少陰腎経は、頭部を通過しません。
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