あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問14

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

あはき法で、免許を与えないことがあるのはどれか。
  • 禁固刑を受けた。
  • 5千円の過料に処せられた。
  • 交通事故で損害賠償の支払いを命じられた。
  • 認定された学校を卒業するのに5年を要した。

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この過去問の解説 (3件)

01

これは、免許における欠格事由に関する問題です。

欠格事由には、4項目あり、

・心身の障害により、業務を適正に行う事が出来ないと、厚生労働省令で定める者

という項目以外の3つは、

犯罪に関する事項となります。

・麻薬、大麻、あへん中毒

・罰金以上の刑

・業務に関しての犯罪や不正行為

欠格事由に関する問題は頻出なので、しっかり覚えましょう。

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02

欠格事由は4つありますので覚えておきましょう。

また刑罰の重さに関する問題もよく出ますので要注意です。

選択肢1. 禁固刑を受けた。

⚪︎

欠格事由の一つに、『罰金以上の刑に処せられた者』があります。

他は、

『心身の障害によりあはきの業務を適正に行えない者と厚生労働省令で定める者』

『麻薬、大麻、あへんの中毒者』

『あはきの業務に関し、犯罪または不正行為があった者』

選択肢2. 5千円の過料に処せられた。

×

過料は罰金よりも軽い刑罰なので当てはまりません。

重たいものから順に、死刑→懲役→禁錮→拘留→罰金→科料

また過料は行政上の秩序罰なので前科はつきません。

選択肢3. 交通事故で損害賠償の支払いを命じられた。

×

当てはまりません。

選択肢4. 認定された学校を卒業するのに5年を要した。

×

当てはまりません。

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03

あはき法は、

あん摩マッサージ指圧師、

はり師、きゅう師等の免許や、

その業務などに関して定めた法律です。

「免許を与えないことがある」要件については、

あはき法第3条に定められています。

選択肢1. 禁固刑を受けた。

あはき法第3条によると、

免許を与えない場合がある者として、

罰金以上の刑に処せられた者が挙げられています。

禁固刑は、罰金よりも重い刑にあたりますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 5千円の過料に処せられた。

過料は、行政上の義務違反に対して課されるもので、

免許を与えないことがある要件にはなっていません。

選択肢3. 交通事故で損害賠償の支払いを命じられた。

交通事故の損害賠償の支払いは、

免許を与えないことがある要件になっていません。

選択肢4. 認定された学校を卒業するのに5年を要した。

認定された学校の在籍期間は、

免許を与えないことがある要件になっていません。

あはき法第2条によると、認定された学校を卒業し、

国家試験を合格した者に対して、

厚生労働大臣が免許を与えます。

まとめ

罰金は、刑罰のひとつです。

日本の刑罰は、

死刑、懲役、禁錮、拘留、罰金、科料の

66種類あります。

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