あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午前 問61
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午前 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
大腸癌について正しいのはどれか。
- 近年減少傾向である。
- 大部分が腺癌である。
- 血清CEAは早期癌の診断に役立つ。
- ヘリコバクター・ピロリ感染が関与している。
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この過去問の解説 (3件)
01
大腸粘膜より発生した悪性腫瘍である大腸癌は、初期には症状に乏しく、進行すると腹痛、便通障害、血便、腸閉塞などが出現します。
大腸癌は、生活習慣の欧米化などにより近年増加傾向にあります。
大腸癌には腺癌、扁平上皮癌、腺扁平上皮癌などの種類がありますが、大部分が腺癌です。なので、これが正解であると考えられます。
血清CEAは大腸癌の腫瘍マーカーですが、早期の癌で陽性になることは少ないです。
ヘリコバクター・ピロリ菌は胃がんの原因になります。
大腸癌の治療は、早期癌では内視鏡下切除術、進行癌は外科的切除を行います。
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02
大腸癌は、大腸の粘膜から生じる悪性腫瘍です。
大腸癌は、食生活の欧米化などを背景に、
近年増加傾向にあります。
大腸癌の80〜90%が腺癌であり、
大部分を占めているといえますので、
これが正解であると考えられます。
血清CEAは、
大腸癌を含む消化器系の癌などの場合に上昇します。
しかし、早期癌の場合には、
上昇しない場合もありますので、
早期診断に役に立つとはいえません。
ヘリコバクター・ピロリの感染は、
胃癌の発症に関与していると考えられています。
大腸癌は、早期の段階では、自覚症状がありませんが、
病気が進行してくると、
血便や下血などの症状がみられるようになります。
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03
大腸がんは、8割が腺癌でその他は、扁平上皮癌や腺扁平上皮癌となります。
主な症状は、血便、下血や残便感などがあり、近年は食生活の欧米化による高脂肪食の影響で、増加傾向にあります。
血清CEAとは、腫瘍マーカーの一つで、がん診断後の経過観察や転移の有無などの目的で、採血や採尿で行う検査です。この血清CEAは、様々ながんの検査に使われる代表的な腫瘍マーカーですが、長期間の喫煙習慣や、慢性肝炎、糖尿病など、がん以外の要因でも高値となる場合があります。
増加傾向にあります。
正解です。
早期がんの診断というよりは、がんと診断されてからの転移の有無や、治療後の経過観察において有用な検査と言えます。
ピロリ菌が関与しているがんは胃がんです。
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