あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回（2023年） 午後 問74

先ず、

皮膚の感覚受容器として、

触覚のメルケル、マイスナー

圧覚のパチニ

痛覚の自由神経終末

温覚のルフィーニ

冷覚のクラウゼ

と覚えましょう。

この中の自由神経終末には、ポリモーダル受容器と、機械的侵害受容器がありますが、

このうちの、

ポリモーダル受容器は、機械的、化学的、温熱、全ての侵害刺激に反応するジョーカー的な受容器です。

「ポリモーダル」とは、「多形式」と言う意味です。

また、化学的刺激とは、

発痛物質である、ブラジキニン、セロトニン、プロスタグランジン、ヒスタミンなどの化学物質による刺激のことをいいます。

侵害刺激以外の化学的刺激としては、味覚や嗅覚の刺激がそれにあたります。

さらに、機械的刺激とは、叩かれたりぶつけたりすることによる、物理的な刺激の事です。

触圧覚を伝える求心性線維はAβ線維があり、痛覚を伝える求心性線維には機械的侵害刺激を受容するAδ線維と、温熱・機械的・化学的に応じるＣ線維とがあります。

皮膚には、触覚、圧覚、痛覚、温覚、

冷覚の受容器が存在し、

外部の刺激を受け取っています。