あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問75
この過去問の解説 (3件)
前額部の求心性の感覚刺激といえば、
三叉神経か、顔面神経かで迷うかもしれません。
三叉神経と顔面神経は非常に混同しやすいので、しっかり覚えましょう。
先ず、顔面部においては
運動は、ほとんどが顔面神経が担い、
感覚は、ほとんどが三叉神経が担っています。
顔面を動かすのは、顔面神経、
顔面が感じるのは、三叉神経と覚えましょう。
よって、三叉神経が答えとなります。
因みに、三叉神経においての一部の運動神経は、咀嚼筋を支配します。
神経系には、末梢の感覚受容器からの情報を中枢神経系に伝える求心性神経と、中枢神経系の指令を末梢の器官に伝える遠心性神経とがあります。体性神経系の求心性神経は感覚神経と呼ばれ、生体への触圧刺激は皮膚や骨格筋・関節や各種感覚器からの情報を中枢に伝えます。
動眼神経は、眼球の運動や瞼の運動を支配する運動神経です。また、瞳孔を縮小させる副交感神経も含みます。
三叉神経は、顔面と前頭部の皮膚感覚を司る感覚神経と、鼻腔・口腔粘膜の感覚を司る感覚神経、咀嚼、嚥下運動に関与する運動神経を含みます。なので、これが正解であると考えられます。
外転神経は、眼球を外転させる筋を支配する運動神経です。
顔面神経は、顔面の表情筋を支配する運動神経と、舌の前方2/3の味覚を伝える感覚神経、および唾液腺の分泌を支配する副交感神経です。
自律神経系の求心性神経は内臓求心性神経と呼ばれ、自律神経系の遠心性神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
体性神経は、運動神経と知覚神経からなり、
知覚神経は、皮膚などの感覚器から受容した
刺激を求心的に中枢神経へと伝えます。
動眼神経は、
上眼瞼挙筋などを支配しています。
三叉神経は、 顔面に分布し、
知覚を伝達していますので、
これが正解であると考えられます。
外転神経は、外直筋を支配しています。
顔面神経は、表情筋の運動を支配しています。
三叉神経は運動性繊維も含む混合神経です。
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