あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問26

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

胃液分泌を低下させるのはどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

消化管のホルモンは、

 

胃、十二指腸からの
ガストリン(胃酸分泌促進)

 

十二指腸、上部小腸からの
セクレチン(胃酸分泌抑制、膵液分泌促進)

 

十二指腸、上部小腸からの
コレシストキニン(胃酸分泌抑制、胆汁分泌促進、膵液分泌促進)

 

膵臓からの
ソマトスタチン(ガストリン・セクレチン分泌抑制)

 

を覚えておきましょう。

 

選択肢1. 食物による嗅覚の刺激

胃液分泌が促進されます。

選択肢2. ガストリン分泌の増加

胃液分泌を促進します。

選択肢3. 迷走神経活動の亢進

胃液分泌は促進します。

選択肢4. 酸による十二指腸粘膜の刺激

十二指腸では、胃から酸性になった食物の刺激によって、セクレチンが分泌され、胃液は抑制されます。

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02

胃では強酸性の胃液を使い、食品の消化は摂取したものをエネルギーとして体内に供給するための重要な過程であり、その中で胃酸は重要な役割を担います。胃液の分泌が低下すると胃の壁を胃酸などが傷つけ胃痛など様々な不調の原因となってしまいます。

選択肢1. 食物による嗅覚の刺激

臭覚により刺激を受け胃酸の分泌が増進することがあります。この反応を脳相と言い他にも味覚や視覚でも同じ反応が起こります。

選択肢2. ガストリン分泌の増加

腸相での反応とは胃で胃液の刺激を受けた食品が十二指腸に到達しガストリンが分泌され、胃液が分泌されることを言います。

 

選択肢3. 迷走神経活動の亢進

胃液の分泌抑制は交感神経により起こります。

副交感神経の働きにより食品が十二指腸に移動した際にエンテロガストロンというホルモンが分泌され、胃液の分泌抑制へとつながります。

選択肢4. 酸による十二指腸粘膜の刺激

こちらが正解です。

小腸・胃反射と言い十二指腸粘膜に酸、蛋白分解産物、脂肪や糖などが触れると神経を通して胃の活動が低下することにより胃液の分泌が抑制されます。

まとめ

胃液は通常交感神経で働きを抑制されますが泣くことや心配事でも分泌が抑制されるため、ストレスを受けネガティブな状態でも胃の働きに影響を与えることがあります。胃や腸そのものの問題だけでないこともあるので注意しましょう。

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