あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問27 (午前 問27)
問題文
腎臓でグルコースの再吸収が最も多く起こる部位はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問27(午前 問27) (訂正依頼・報告はこちら)
腎臓でグルコースの再吸収が最も多く起こる部位はどれか。
- 近位尿細管
- ヘンレループ
- 遠位尿細管
- 集合管
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この過去問の解説 (3件)
01
腎臓は老廃物の排出、造血の指令役、血圧の調整などの働きを持ちます。
そして体に必要な栄養素は再吸収する働きも持ち合わせています。
こちらが正解です。
近位尿細管では
グルコース、アミノ酸、ビタミンをほぼ逃さず再吸収します。
人体には重要な栄養素はしっかり吸収するようになっています。
ヘンレループでは
水分、ナトリウム、塩素などを吸収します。
ヘンレループを細かく分けると
細い上・下行脚、太い上行脚の3部位に分けられます。
遠位尿細管では
ナトリウム、カルシウム、塩素、マグネシウムが再吸収されます。
集合管では
水、ナトリウムの再吸収
そしてカリウム、水素イオンの排出が行われます。
腎臓が損傷すると造血、排せつなど様々な体での働きに影響を及ぼします。
どんな症状でどんな働きが阻害されているのか把握するための知識をつけておくことが大切です。
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02
この問題は、腎臓の各部位における再吸収のメカニズムを理解しているかどうかを問うものです。
特に、グルコースの再吸収が行われる場所を正確に把握することが求められます。
腎臓は尿を生成しながら、必要な物質を再吸収する働きを持っていますが、グルコースは特定の部位で主に再吸収されます。
近位尿細管は、腎臓で最も多くの再吸収が行われる部位です。
ここで、グルコースのほぼ100%が再吸収されます。
特に、グルコースはナトリウムと共に能動輸送で再吸収されます。
この部位が再吸収の中心となります。
この選択肢が正解です。
ヘンレループは、主に水と塩分の濃縮に関わる部分です。
水分やナトリウム、カリウムの再吸収が行われますが、グルコースの再吸収は行われません。
この選択肢は不正解です。
遠位尿細管は、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどの再吸収が行われます。
グルコースの再吸収はここでは行われません。
主にホルモンの作用によってイオンバランスが調整されます。
この選択肢は不正解です。
集合管では水分の再吸収が行われるほか、尿の最終的な濃縮が行われます。
一方、グルコースの再吸収は行われません。
この選択肢は不正解です。
グルコースの再吸収は、腎臓の近位尿細管で主に行われます。
他の部位では主に水分やイオンの再吸収が行われます。
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03
腎臓の再吸収は、物質が尿細管と集合管から、血管へ戻されることです。
各部位で、再吸収される物質は、
近位尿細管(水、ナトリウムイオン、カリウムイオン、重炭酸イオン、グルコース、アミノ酸)
ヘンレループ(水、ナトリウムイオン、カリウムイオン、塩素イオン)
遠位尿細管(水、ナトリウムイオン、カリウムイオン、重炭酸イオン、塩素イオン)
集合管(水、ナトリウムイオン、重炭酸イオン、尿素)
となっています。
グルコースは、100%再吸収されます。もしされなければ、糖尿病になってしまいます。
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