あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問28

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

下垂体前葉ホルモンはどれか。
  • バソプレシン
  • カルシトニン
  • 成長ホルモン
  • テストステロン

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この過去問の解説 (3件)

01

下垂体とはホルモンの分泌をコントロールする働きを持ち指令を受け、様々なホルモンが状況に合わせて分泌されます。

 

選択肢1. バソプレシン

バソプレシンは下垂体後葉から分泌され

腎臓に働きかけ尿量を減少

尿量の減少により血液量の増加

血液量の増加により血圧を上昇させます。

この流れをイメージすると覚えやすいです。

選択肢2. カルシトニン

カルシトニンは主に甲状腺から分泌されます。

骨とカルシウム代謝に関係するペプチドホルモンです。

選択肢3. 成長ホルモン

こちらが正解です。

睡眠中に多く分泌されるホルモンであり

その名の通り骨や筋肉などの成長を促すホルモンで、下垂体前葉から分泌されます。

精神的な安定にも関与するため

睡眠が不十分だと精神的な影響を受ける可能性があります。

選択肢4. テストステロン

テストステロンは精巣から分泌される男性の主要ホルモンです。

血流や生殖器、ほかには集中力などに関係するホルモンです。

女性では微量ながら卵巣でテストステロンが作られています。

まとめ

下垂体前葉ホルモンは

「卵(卵胞)黄(黄色形成)フ(副腎皮質刺激)ープ(プロラクチン)成(成長)功(甲状腺刺激)」ホルモン

「らんおうふーぷせいこう」など

語呂合わせで覚えましょう。

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02

この問題は、下垂体前葉から分泌されるホルモンについて理解しているかを問うものです。

 

下垂体前葉と後葉で分泌されるホルモンは異なります。

 

各ホルモンの分泌場所を正確に覚える必要があります。

選択肢1. バソプレシン

バソプレシンは、下垂体後葉から分泌されるホルモンです。

 

腎臓における水分の再吸収を促進する働きがあります。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢2. カルシトニン

カルシトニンは、甲状腺から分泌されるホルモンです。

 

血中のカルシウム濃度を低下させる働きがあります。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢3. 成長ホルモン

成長ホルモンは、下垂体前葉から分泌されるホルモンです。

 

身体の成長を促進し、代謝を調整する役割を持っています。

 

この選択肢が正解です。

 

選択肢4. テストステロン

テストステロンは、主に男性の精巣から分泌される性ホルモンです。

 

男性の第二次性徴や筋肉の発達に関わります。

 

この選択肢は不正解です。

まとめ

下垂体前葉ホルモンの中に成長ホルモンが含まれます。

 

下垂体前葉ホルモンをまとめます。

 

・甲状腺刺激ホルモン

・副腎皮質刺激ホルモン

・卵胞刺激ホルモン
・黄体形成ホルモン

・成長ホルモン

・プロラクチン

 

数が多いですが、頑張って覚えましょう。

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03

下垂体前葉ホルモンには、

 

甲状腺刺激ホルモン(甲状腺)

副腎皮質刺激ホルモン(副腎皮質)

卵胞刺激ホルモン(卵巣、精巣)
黄体形成ホルモン(卵巣、精巣)

成長ホルモン(全身)

プロラクチン(乳腺)

 

があります。

 

一方、下垂体前葉ホルモンは、視床下部ホルモンからの命令によって、分泌されます。

 

視床下部ホルモンには、

 

甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン

性腺刺激ホルモン放出ホルモン

成長ホルモン放出ホルモン
成長ホルモン抑制ホルモン

プロラクチン放出ホルモン
プロラクチン抑制ホルモン

 

があります。

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