あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問49

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

循環式浴槽の水質汚染によって発生するのはどれか。
  • B型肝炎
  • レジオネラ肺炎
  • ニューモシスチス肺炎
  • サルモネラ腸炎

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この過去問の解説 (3件)

01

循環式浴槽といえば、レジオネラ属菌の増殖の問題が知られています。

選択肢1. B型肝炎

B型肝炎は体液感染や血液感染により発症します。

選択肢2. レジオネラ肺炎

レジオネラ肺炎は、同菌を含む水滴、空気、土壌の吸入などが感染経路となります。温泉施設などの循環式浴槽による発生が多いです。
なので、これが正解であると考えられます。

選択肢3. ニューモシスチス肺炎

ニューモシスチス肺炎は、免疫不全の宿主が飛沫感染や空気感染により引き起こされる日和見感染症です。

選択肢4. サルモネラ腸炎

サルモネラ腸炎は鶏卵や生肉などが原因で下痢、発熱、腹痛などを引き起こすものです。
 

まとめ

レジオネラ属菌による症状には、発熱、筋肉痛、咳に加え、膿、血性痰、中枢神経症状などがあります。

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02

循環式浴槽の水質汚染による疾患には、レジオネラ肺炎があります。

 

レジオネラ菌は、川は湖などの水中や、土に生息していて、暖かい水辺で増殖します。

そのため、温泉や噴水、加湿器などでも感染することがあります。

経口感染により感染し、
発熱、頭痛、関節痛などの後に、
肺炎症状や下痢、嘔吐などの症状がでます。

 

レジオネラ肺炎は4類感染症になっています。

選択肢2. レジオネラ肺炎

正解です。

参考になった数1

03

この問題は、循環式浴槽の水質汚染に関連する感染症について問われています。

 

特に、浴槽水の汚染によってどのような感染症が発生するか覚えておきましょう。

選択肢1. B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによって引き起こされる感染症です。

 

このウイルスは主に血液や体液を介して感染します。

 

循環式浴槽の水質汚染が直接の原因となることはありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢2. レジオネラ肺炎

レジオネラ肺炎は、レジオネラ菌によって引き起こされる肺炎です。

 

この菌は、特に温水環境で繁殖しやすいです。

 

循環式浴槽や温泉施設などの水質管理が不十分な場合に感染リスクが高まります。

 

したがって、循環式浴槽の水質汚染が原因で発生することがあります。

 

よってこの選択肢が正解です。

選択肢3. ニューモシスチス肺炎

ニューモシスチス肺炎は、ニューモシスチス・イロベチという真菌によって引き起こされる肺炎です。

 

一般的に免疫不全状態の患者に感染します。

 

循環式浴槽の水質汚染が直接の原因となることはありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢4. サルモネラ腸炎

サルモネラ腸炎は、サルモネラ菌によって引き起こされる腸炎です。

 

主に汚染された食品や水を介して感染します。

 

循環式浴槽の水質汚染が直接の原因となることはありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

まとめ

循環式浴槽の水質汚染によって発生する感染症として最も関連が深いのはレジオネラ肺炎です。

 

他の選択肢に挙げられている感染症は、循環式浴槽の水質汚染が直接の原因となることはほとんどありません。

 

したがって、正しい選択肢はレジオネラ肺炎です。

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