あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問45

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

シンスプリントの罹患部位に対する局所治療穴として適切なのはどれか。

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この過去問の解説 (1件)

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この問題は、シンスプリントの罹患部位に対する適切な治療穴を選ぶことを求めています。

シンスプリントは、一般的に下腿骨膜に炎症がおこることで、下腿の内側に痛みが現れる障害です。


陸上選手などのスポーツ選手によく起きる疾患です。

治療穴を正確に選ぶことができると、効果的に治療を行えるようになります。

選択肢1. 三陰交

三陰交は脛骨内側縁の上にあって内果の上3寸に位置します。

主に消化器系・生殖器系・下肢の循環器系の不調に用いられます。

シンスプリントの直接の治療には適していないため、不正解です。

選択肢2. 承山

承山は腓腹筋の下部に位置して膝窩横紋の下8寸のところにあります。

承山はふくらはぎの緊張や痛みに対する治療に効果的です。

シンスプリントの主な痛みの部位である下腿内側の治療には適さないため、不正解です。

選択肢3. 膝陽関

膝陽関は膝の外側にあって大腿四頭筋と腸脛靭帯の境界に位置します。

膝外側の痛みに対する治療穴でシンスプリントの治療には直接関連しないため、不正解です。

選択肢4.

豊隆

豊隆は下腿の外側、脛骨前縁の外側に位置し、外果の上8寸のところにあります。

主に脛骨前筋や長趾伸筋に関連する治療に用いられます。

シンスプリントの治療に有効なので、この選択肢が正解です。

まとめ

シンスプリントの治療に最も適した局所治療穴は「豊隆」です。

シンスプリントは激しい運動によって過度に負担がかかることで発生することが多いです。
 

罹患部位である下腿の内側に対して効果的な治療を行うために、豊隆を選択するのが正しいアプローチです。

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