あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回（2024年）
午後 問70

古法按摩の督脈の術で用いる手技として最も適切なのは母指圧迫法です。

母指圧迫法は、深部の筋肉に刺激を与えるために効果的です。

督脈の術において重要な手技となります。

古法按摩にはさまざまな術があります。
 

揉捏法（じゅうねつほう）

揉む、捏ねる（こねる）動作で筋肉や皮膚をほぐします。

按撫法（あんぶほう）

手のひら全体で押し撫でるようにする動作です。

圧迫法（あっぱくほう）

親指や手のひらで特定の部位を押し圧迫する動作です。

指圧法（しあつほう）

指で特定の経穴や筋肉を押す技術です。

振せん法（しんせんほう）

手や指を使って身体を振動させる動作です。

打打法（だとうほう）

軽く叩く動作で体のリズミカルな刺激を与えます。

揉揉法（じゅうじゅうほう）

手のひらや指を使ってこねるように揉む動作です。

捏脊法（ねつせきほう）

背骨を中心に捏ねる動作です。

推拿法（すいなほう）

手のひらや指を使って押し流すようにする動作です。

滾法（こんほう）

指を丸めてローリングするように圧を加える動作です。

叩打法（こうだほう）

軽く叩く動作で皮膚や筋肉を刺激します。

按腹法（あんぷくほう）

お腹を押し撫でる動作です。

古法按摩の基本手技には、解釈の術、利関の術、調摩の術があります。
それぞれ現在の揉捏法、運動法、軽擦法にあたります。