あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問79

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

強圧刺激後のストレス反応によって副腎髄質から分泌されるのはどれか。
  • ACTH
  • アドレナリン
  • コルチゾール
  • アセチルコリン

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この過去問の解説 (3件)

01

副腎髄質とは副腎の内側の柔らかい部分のことを指します。

急性反応に反応し媒介します。

選択肢1. ACTH

ACTHは副腎皮質刺激ホルモンと呼ばれ

下垂体前葉から分泌されるポリペプチド(アミノ酸の重合体)ホルモンです。

このホルモンが副腎皮質を刺激しステロイド系ホルモンが分泌されます。

選択肢2. アドレナリン

アドレナリンは副腎髄質から分泌され心収縮力を増大させます。

強い刺激を受けた後にアドレナリンが分泌されます。

副腎髄質ホルモンにはこの他にノルアドレナリンとドーパミンがあります。

選択肢3. コルチゾール

コルチゾールは副腎皮質ホルモンであり

持続的なストレスによって分泌されるホルモンとなります。

選択肢4. アセチルコリン

アセチルコリンは

交感・副交感神経(節前線維、節後線維)の終末などのシナプスから分泌されるホルモンです。

中枢神経と末梢神経で働き、その働きは異なります。

まとめ

身体には複数のホルモンが存在し

それぞれが適切に分泌され、互いに影響しあいながら身体の状態や反応を適切に保っています。

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02

副腎髄質からはアドレナリンとノルアドレナリンが放出され、血管の収縮や心拍数の増加などの作用があります。

選択肢1. ACTH

ACTHは副腎皮質刺激ホルモンで、下垂体前葉から放出されます。

選択肢2. アドレナリン

アドレナリンは副腎髄質から放出されます。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢3. コルチゾール

コルチゾールは糖質コルチコイドともいわれ、副腎皮質から放出されます

選択肢4. アセチルコリン

アセチルコリンは神経伝達物質の一つです。

まとめ

交感神経の節後ニューロンからもノルアドレナリンが分泌されます。

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03

強圧刺激後のストレス反応ということですが、
強い刺激により、交感神経が刺激されたことによる反応と考えられます。

この交感神経の興奮によって、
副腎髄質からは、アドレナリン80%、ノルアドレナリン20%が分泌されるので、アドレナリンを選びます。

が、

単純にストレス反応というキーワードからは、ストレスホルモンとも呼ばれる、副腎皮質のコルチゾールがあるので、間違えないようにしましょう。

副腎髄質となっているので、注意が必要です。

選択肢1. ACTH

ACTHは副腎皮質放出ホルモンで、

視床下部からの副腎刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)により、下垂体前葉から分泌されます。

 

選択肢2. アドレナリン

正解です。

副腎髄質からは、アドレナリンの他に、ノルアドレナリンも分泌されます。

選択肢3. コルチゾール

副腎皮質から分泌されます。

選択肢4. アセチルコリン

アセチルコリンは、コリン作動性神経で分泌されます。主に自律神経における神経伝達物質です。

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