あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問7 (午前 問7)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問7(午前 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 次亜塩素酸ナトリウム
- エチレンオキサイド
- ホルムアルデヒド
- エタノール
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この過去問の解説 (3件)
01
芽胞とは耐久性の非常に強い細胞構造であり
普通であれば菌が死滅するような環境であっても生き延びることができ
その結果食中毒などの細菌感染を引き起こします。
次亜塩素酸ナトリウムは非常に強い殺菌力を持ち
芽胞にもその殺菌効果を発揮します。
よって✕です。
✕です。
エチレンオキサイド(エチレンオキシド)は
病院などの医療施設で
注射針などの医療機器の殺菌をする際に利用します。
✕です。
ホルムアルデヒドとは強い殺菌力を持ち消毒剤などに利用されます。
また、発がん性もあるため注意が必要な物質です。
エタノールは手指消毒に利用されることが多い成分ですが
芽胞を殺菌する能力はありません。
よってこれが〇です。
医療現場は必要に応じて滅菌処置を行うこと、細菌やウイルス感染のリスクを最低限にすることが求められます。
それぞれの消毒範囲や能力を把握したうえで
適したものを選択しておきましょう。
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02
正解は「エタノール」です。
芽胞とは、菌体内に形成される耐久型の構造物のことです。100度の加熱にも耐えるため、121度20分の高圧蒸気滅菌や高・中水準の消毒薬、ガス滅菌が必要となります。
高い殺菌力のある塩素系の消毒剤です。中水準消毒に分類され、対象微生物は、一般細菌、芽胞、真菌、B型肝炎ウイルスを含むウイルスなどを殺菌します。
ガスを用いた滅菌法に用いられます。蛋白質がエチレンオキサイド(EOG)により、アルキル化することで滅菌します。
滅菌にもちいられるため、ほとんどすべての微生物を死滅させます。
低温での滅菌が可能ですが、引火性があるため残留ガスには注意が必要です。
蛋白質を凝固・変性させて殺菌します。高水準消毒に分類され、ほとんどすべての微生物を死滅させます。
市販の消毒用は76~81%の範囲に調整されています。中水準消毒に分類され、対象微生物は、芽胞を除く一般細菌、結核、真菌などです。芽胞を消毒する作用はありません。
芽胞を消毒・滅菌するためには、通常よりも強い消毒薬や滅菌法を用いる必要があります。 消毒薬には、アルデヒド系、次亜塩素酸ナトリウムが用いられます。滅菌法には、加熱(高圧蒸気)・ガス(EOG)・照射・濾過法などがあげられます。
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03
エタノール は芽胞を壊せないため、有効ではありません。
芽胞は外側が厚い壁で守られており、エタノールではその壁を破壊できないからです。
塩素の強い酸化力で芽胞内部までダメージを与えます。
濃度0.05~0.1%で数分以内に殺滅効果を示すことが確認されています。
ガスが微生物のたんぱく質や遺伝子を化学反応で変質させ、芽胞を含むあらゆる微生物を死滅させます。
医療器具の低温滅菌に使われます。
ガスまたは溶液で用いられ、芽胞菌まで死滅させる強い殺菌力があります。
細胞膜を壊す作用はありますが、厚い壁を持つ芽胞には浸透しにくく、殺菌効果は期待できません。
芽胞に対して確実な効果を持つのは、酸化力やアルキル化作用など細胞内部まで届く化学反応を起こす薬剤です。
エタノールはその作用が弱く、芽胞には効かないため、選択肢の中で唯一「芽胞に有効でない」といえます。
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