あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問8 (午前 問8)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問8(午前 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

人為的な温室効果ガスで排出量が最も多いのはどれか。
  • メタン
  • 二酸化炭素
  • 一酸化窒素
  • フロンガス類

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この過去問の解説 (3件)

01

温室効果ガスとは

地球の熱を保つために必要なガスのことです。

大気中には、一酸化二窒素、メタンガス、フロンガス、二酸化炭素が存在します。

選択肢1. メタン

メタンガスとは天然ガスです。

人為的な温室効果ガスではないので✕です。

選択肢2. 二酸化炭素

二酸化炭素は

燃焼後、呼吸としての排出などで空気中に存在し

空気中に最も多い温室効果ガスであり、〇です。

選択肢3. 一酸化窒素

一酸化窒素とは

燃焼物や車からの排気などにより生まれます。

空気中に少量存在しますが、酸化して二酸化炭素となるため

その量は微量となります。

よって✕です。

選択肢4. フロンガス類

フロンガス類は

エアコン冷却などに利用されるガスです。

空気中にはごく僅かにしか含まれていません。

よって✕です。

まとめ

近年では温室効果ガスが問題となり

利用する種類や量が見直されてきています。

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02

正解は「二酸化炭素」です。

温室効果ガスとは、二酸化炭素、フロン、メタンガスなどを指します。

世界的に人為的な温室効果ガスで最も多いのは、二酸化炭素であり、2019年のデータでは全体の約75%(土地利用等・化石燃料由来を含む)を占めています。

次にメタン、一酸化二窒素、フロンガスの順になっています。


 

選択肢1. メタン

メタンは、二酸化炭素に次いで影響力の大きいガスです。

現在も増加傾向にあり、排出の約半分以上が化石燃料の使用、牛などの反芻動物によるゲップ等によるものが多いとされます。


 

選択肢2. 二酸化炭素

世界、日本においても温室効果ガスで最も排出量が多いです。

大気中の二酸化炭素濃度の増加のうち、4分の3は石炭・石油などの化石燃料の燃焼によるものとされています。中国、アメリカやロシアといった先進国の排出量が大きな割合を占めており、途上国でも経済発展に伴い急速に増加傾向にあります。


 


 


 

選択肢3. 一酸化窒素

環境省等が出しているデータでは一酸化二窒素(N₂0)が用いられています。排出の約3分の1は、家畜、化学工業、車の排気等によるものとされています。


 

選択肢4. フロンガス類

フロンガスによりオゾン層が破壊されることで、地上に降り注ぐ紫外線量が増加します。

そのため、オゾン層の保護に向けた対策として、モントリオール議定書の規制により、微増または減少しています。

ただし、代替フロンに関しては増加傾向にあります。


 

まとめ

2022年度、環境省による「ガス別の排出量の推移」によれば、日本の二酸化炭素の排出量は全体の約90%を占めており、代替フロン等4ガス、メタン、一酸化二窒素の順となっています。

また、森林等からの吸収量は年々減少傾向にあり、今後さらなる対策が必須となります。


 

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03

二酸化炭素です。
人が出す温室効果ガスのうち、二酸化炭素は全体のおよそ7割(約76%)を占めています。

エネルギーを得るための化石燃料の燃焼や森林伐採が主な原因で、他のガスを大きく引き離しています。

 

選択肢1. メタン

家畜のげっぷ、田んぼ、ゴミ処理場、天然ガスの漏えいなどから出ます。

温める力は強いものの、量は二酸化炭素よりずっと少なく、1~2割程度にとどまります。

選択肢2. 二酸化炭素

化石燃料(石炭・石油・天然ガス)を燃やす発電や交通、工場、森林破壊などで大量に出ます。

排出量は温室効果ガス全体の約3/4で圧倒的に多く、気候変動の最大要因になっています。

選択肢3. 一酸化窒素

一酸化窒素…(実際は温室効果ガスとしては亜酸化窒素 N₂O を指す)
化学肥料や工場、車の排気などが主な発生源です。

全体の数%しかなく、二酸化炭素やメタンより少ないです。

選択肢4. フロンガス類

冷蔵庫やエアコンの冷媒、半導体製造などで使われます。

1分子あたりの温室効果は非常に強いのですが、排出量自体はわずかで、数%未満にとどまります。

まとめ

温室効果ガスの“量”で比べると、二酸化炭素が圧倒的で、そのあとにメタン、N₂O、フロンの順に続きます。

人為的な排出量を減らすには、とくに化石燃料の使用を減らし、森林を守るなど、

二酸化炭素対策が最も効果的であることがわかります。

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