あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問10 (午前 問10)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問10(午前 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

横断研究において算出できる疫学指標はどれか。
  • 有病率
  • 罹患率
  • 死亡率
  • 平均余命

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この過去問の解説 (1件)

01

有病率 が横断研究で求められる指標です。
横断研究は、ある時点で調査対象の集団を一度だけ観察し、病気をもっている人の割合を調べます。

そのため「今、この集団に病気をもつ人がどれだけいるか」を表す 有病率 を計算できます。

選択肢1. 有病率

ある時点で病気をもっている人の割合です。

横断研究では人を追跡せず、その場で状態を確認するので、この指標を直接算出できます。

 

 

選択肢2. 罹患率

一定期間に新しく病気になった人の割合を表します。

発生の瞬間を追う必要があるため、時間の経過を観察するコホート研究などで求めます。

横断研究だけでは算出できません。

選択肢3. 死亡率

一定期間にどれだけの人が亡くなったかを計算する指標です。

期間中の死亡を把握するため、追跡が必要で、横断研究では扱いません。

選択肢4. 平均余命

ある年齢の人があと何年生きるかの平均を示す統計です。

長期的な死亡データが前提となるため、一時点の調査では計算できません。

まとめ

横断研究は「一度だけの観察」でデータを集める方法です。

この特徴から、その瞬間の病気の広がりを示す 有病率 は求められますが、発生や死亡など時間経過を伴う指標は扱えません。

横断研究=有病率、と結び付けて覚えておくと整理しやすいです。

 

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