あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問15 (午前 問15)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問15(午前 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

上腕骨の部位とそこに停止する筋の組合せで正しいのはどれか。
  • 大結節 ――――― 肩甲下筋
  • 小結節 ――――― 棘下筋
  • 大結節稜 ―――― 広背筋
  • 小結節稜 ―――― 大円筋

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この過去問の解説 (3件)

01

小結節稜 ― 大円筋 が正しい組合せです。
大円筋は上腕骨の 小結節稜(=内側の稜) に停止することが解剖学書で示されています。

 

選択肢1. 大結節 ――――― 肩甲下筋

肩甲下筋は小結節に付着します。

大結節に停止するのは棘上筋・棘下筋・小円筋です。

選択肢2. 小結節 ――――― 棘下筋

棘下筋は大結節(中部面)に停止します。

小結節には停止しません。

選択肢3. 大結節稜 ―――― 広背筋

広背筋の停止部は大結節と小結節の間にある結節間溝の底(床)であり、大結節稜ではありません。

 

選択肢4. 小結節稜 ―――― 大円筋

大円筋は結節間溝の内側縁、すなわち 小結節稜 に停止します。

まとめ

肩関節周囲の筋は、上腕骨近位端の「結節」と「結節稜」に整然と並んで停止します。

外側(大結節・その稜)には 棘上筋・棘下筋・小円筋・大胸筋 が集まる。

内側(小結節・その稜)には 肩甲下筋・大円筋 が付く。

溝の底には 広背筋 がはさまる。
この配置をイメージしておくと、停止部を問う問題に迷いません。

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02

解剖学の基本的な知識となります。

選択肢1. 大結節 ――――― 肩甲下筋

肩甲下筋は

起始:肩甲下窩、肩甲骨前面

停止:上腕骨小結節、小結節稜

となるため、✕です。

選択肢2. 小結節 ――――― 棘下筋

棘下筋は

起始:肩甲棘下窩、棘下筋膜

停止:肩関節包、上腕骨大結節中央部

となり、✕です

選択肢3. 大結節稜 ―――― 広背筋

広背筋は

起始:仙骨稜、腸骨稜後部、Th6~L5の棘突起、肩甲骨下角、第9~12肋骨

停止:上腕骨小結節、小結節稜上部

となり、✕です。

選択肢4. 小結節稜 ―――― 大円筋

大円筋は

起始:肩甲骨下角外側縁

停止:上腕骨小結節稜

となり、〇です。

まとめ

筋肉の起始停止、骨の名前、神経などは

基本的な知識となります。

施術するうえで最も頭に入れておかなくてはならない部分です。

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03

正解は「小結節稜と大円筋」です。

大結節は上腕骨上部の外側部にある膨隆部であり、そのすぐ下に大結節稜があります。小結節は上腕骨上部の前面にある膨隆部であり、そのすぐ下に小結節稜があります。


 

選択肢1. 大結節 ――――― 肩甲下筋

大結節には棘上筋、棘下筋、小円筋が停止します。

肩甲下筋は小結節へ停止します。


 

選択肢2. 小結節 ――――― 棘下筋

小結節には肩甲下筋が停止します。

棘下筋は大結節へ停止します。


 

選択肢3. 大結節稜 ―――― 広背筋

大結節稜には大胸筋が停止します。

広背筋は小結節稜へ停止します。


 

選択肢4. 小結節稜 ―――― 大円筋

小結節稜には大円筋と広背筋が停止します。


 

まとめ

大結節に停止するのは、棘上筋、棘下筋、小円筋です。


 

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