あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問16 (午前 問16)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問16(午前 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

椎骨横突起に起始するのはどれか。
  • 広背筋
  • 僧帽筋
  • 肩甲挙筋
  • 大菱形筋

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は「肩甲挙筋」です。

他の選択肢の筋肉はすべて棘突起から起始しています。


 

選択肢1. 広背筋

広背筋は、第7胸椎以下の胸椎・腰椎・仙骨の棘突起に起始します。

選択肢2. 僧帽筋

僧帽筋は、項靭帯、第7頸椎と全胸椎の棘突起に起始します。

選択肢3. 肩甲挙筋

肩甲挙筋は、第1~第4頸椎「横突起」に起始します。

選択肢4. 大菱形筋

大菱形筋は第1~第4胸椎棘突起に起始します。

まとめ

背面に付着する筋の大多数が棘突起から起始しています。

横突起に起始する筋肉の代表例が肩甲挙筋であり、定期試験にも出題されやすいです。


 

参考になった数1

02

棘突起と横突起があるので

付着部を混同しないよう注意しましょう。

選択肢1. 広背筋

広背筋はTh5~L5の棘突起に付着します。

よって✕です。

選択肢2. 僧帽筋

僧帽筋は

中部がTh1~Th4の棘突起

下部がTh4~Th12の棘突起から起始します。

よって✕です。

選択肢3. 肩甲挙筋

肩甲挙筋はC1~C4の横突起に付着します。

よって〇です。

選択肢4. 大菱形筋

大菱形筋はTh1~Th4の棘突起から起始します。

よって✕です。

まとめ

解剖学の基礎的な部分です。

細かい部分ではありますが

しっかり分けて覚えておきましょう。

参考になった数0

03

肩甲挙筋 が椎骨の横突起から始まります。

肩甲挙筋は首の骨(第1~第4頸椎)の横突起に付いており、肩甲骨を持ち上げる働きをします。

 

 

選択肢1. 広背筋

胸椎と腰椎の棘突起、腸骨稜、下位肋骨などから始まり、横突起には付きません。

選択肢2. 僧帽筋

後頭骨と頸椎・胸椎の棘突起から起こります。

横突起には関与しません。

選択肢3. 肩甲挙筋

頸椎第1~第4番の横突起を起始とし、肩甲骨の上角に停止します。

横突起起始をもつ代表的な筋です。

選択肢4. 大菱形筋

胸椎(第2~第5)の棘突起から始まります。

横突起起始ではありません。

まとめ

背部や肩帯の筋の多くは棘突起から起こりますが、肩甲挙筋だけが頸椎の横突起を起始とします。

この特徴を覚えておくと、起始部を問う問題で迷いにくくなります。

参考になった数0