あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問18 (午前 問18)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問18(午前 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

咽頭について正しいのはどれか。
  • 耳管が開口する。
  • 咀嚼に関与する。
  • 第4頸椎の高さで食道に移行する。
  • 咽頭筋群は舌下神経に支配される。

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この過去問の解説 (1件)

01

耳管が開口する が正しい内容です。
咽頭の最上部(鼻咽頭)には、中耳と咽頭をつなぐ耳管〈じかん〉の開口部が左右一つずつあり、

気圧を調整する働きをします。

 

 

選択肢1. 耳管が開口する。

鼻咽頭の側壁に耳管咽頭口があります。

ここから咽頭と鼓室(中耳)がつながり、あくびや嚥下で空気を通して鼓膜内外の圧をそろえます。

選択肢2. 咀嚼に関与する。

咽頭は食塊を飲み込む通路で、噛む動き(咀嚼)は顎関節と咀嚼筋が受け持ちます。

咽頭自体は関与しません。

選択肢3. 第4頸椎の高さで食道に移行する。

咽頭は第6頸椎(輪状軟骨の下縁)付近で食道へ続きます。

第4頸椎は誤りです。

選択肢4. 咽頭筋群は舌下神経に支配される。

咽頭筋の多くは迷走神経の咽頭枝(咽頭神経叢)で動き、例外の茎突咽頭筋は舌咽神経が支配します。

舌下神経は舌の運動筋を支配し、咽頭筋には関与しません。

まとめ

咽頭は鼻・口・喉頭の三つの領域を通過する呼吸・消化の交差路です。

耳管開口は鼻咽頭の重要な特徴

噛む動きには関与せず、

食道への移行は第6頸椎付近、

筋の神経支配は主に迷走神経系。
これらのポイントを押さえると、解剖学の選択問題で迷いにくくなります。

 

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