あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問22 (午前 問22)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問22(午前 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

嗅覚を伝える経路について正しいのはどれか。
  • 嗅上皮は上鼻道にある。
  • 嗅神経は篩骨篩板を通る。
  • 嗅神経が集まって嗅索になる。
  • 嗅球は視床下部下面に位置する。

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この過去問の解説 (1件)

01

嗅神経は篩骨篩板を通る が正しいです。
鼻腔の最上部で受け取った匂いの情報は、多数の嗅神経線維となり、

頭蓋底にある篩骨の篩板の小孔を抜けて脳側の嗅球へ達します。

選択肢1. 嗅上皮は上鼻道にある。

嗅上皮は鼻腔の最も高い位置、上鼻甲介と鼻中隔の上方部(鼻腔頂部)に広がります。

上鼻道はその直下にあたるため、記述がずれています。

選択肢2. 嗅神経は篩骨篩板を通る。

正しい内容です。

篩板を通った後、嗅球で第2次ニューロンにシナプスします。

 

選択肢3. 嗅神経が集まって嗅索になる。

嗅神経は嗅球で終わり、そこから嗅索を形成するのは嗅球ニューロン(僧帽細胞など)の軸索です。

嗅神経そのものが束になって嗅索になるわけではありません。

選択肢4. 嗅球は視床下部下面に位置する。

嗅球は前頭葉下面の嗅溝上に乗り、篩板の直上にあります。

視床下部はもっと後ろにあるため位置関係が誤っています。

まとめ

嗅覚路は「鼻腔の嗅上皮 → 嗅神経線維 → 篩板通過 → 嗅球 → 嗅索 → 大脳辺縁系」へと進みます。

ポイントは、一次ニューロンの嗅神経が篩板を抜けて嗅球で終わるところであり、

この経路を押さえておけば選択肢の判別が容易になります。

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