あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問23 (午前 問23)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問23(午前 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
- リボ核酸が規則正しく配列する。
- 蛋白質が組み込まれている。
- 脂質に溶ける物質は通過できない。
- 赤血球は細胞膜をもたない。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
細胞膜は内外の物質や情報のコントロールを行ったり
細胞内の状況を一定に保つなどの働きがあります。
リボ核酸は細胞膜内ではなく
細胞質内、核に存在します。
よって✕です。
細胞膜はたんぱく質を含むリン脂質の2重層です。
よって〇です。
細胞膜が通過できないのは水溶性の物質など(グルコース、イオンなど)です。
脂溶性物質は通過できます。
よって✕です。
赤血球は血球と呼ばれる細胞の1種です。
他の細胞と同じく、細胞膜を持ちます。
よって✕です。
細胞膜は内と外、他の細胞とを分ける部屋のような役割があります。
ダイエット等で脂質を全くとらないとなると
細胞膜を保つことが困難になるため
それぞれの栄養素を正しく、バランスよくとる必要があります。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
02
正解は「蛋白質が組み込まれている。」です。
細胞膜は、脂質、蛋白質、糖質からなるリン脂質二重層膜で構成されています。
細胞の基本構造は、細胞膜、細胞小器官、細胞核があげられます。
リボ核酸(RNA)は核内に存在する核小体の構成成分のことです。
その他にもRNAは細胞質内に存在する細胞小器官に付着しており、細胞膜には含まれていません。
細胞膜はリン脂質二重層膜で構成されており、内部には蛋白質の粒子が含まれて、浮遊しています。これを流動モザイクモデルとも言います。
細胞膜はリン脂質二重層膜で構成されているため、脂質に溶ける物質は容易に通過することができます。
赤血球にも細胞膜がありますが、細胞核はありません。
細胞膜には、必要な物質を取り込み、不要な物質を排出するなど、物質の種類によって異なる透過性を示します。
特に脂肪に溶ける物質(脂溶性物質)、水などは容易に通過し、大きな粒子は通過することができません。
細胞膜が通過できるものとして、内分泌の脂溶性ホルモンに関する内容とも関連しますので、しっかりポイントを押さえておきましょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
蛋白質が組み込まれている が正しいです。
細胞膜はリン脂質の二重層の中に、通路や受容体の働きをする蛋白質がはまり込んだ構造をとっています。
この蛋白質が物質の出入りや情報伝達を助けます。
RNAは核や細胞質に多く、膜の主要成分ではありません。
細胞膜に規則的に並ぶことはありません。
リン脂質の海に浮かぶように膜蛋白が入り込み、イオンチャネルや受容体など多彩な働きをします。
これが正しい内容です。
脂質二重層はむしろ脂溶性物質を通しやすい性質を持ちます。
通過できないのは水に溶ける大きな極性分子やイオンです。
赤血球にもリン脂質二重層の膜があります。
膜がなければ形を保てず、酸素運搬もできません。
細胞膜の基本は「リン脂質二重層+膜蛋白」。
膜蛋白が機能の要
脂溶性物質は通りやすい
RNAや赤血球の例は当てはまらない
この3点を押さえておくと、細胞膜に関する問題で迷いにくくなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問22)へ
第33回(2025年) 問題一覧
次の問題(問24)へ