あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問24 (午前 問24)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問24(午前 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

血圧を上昇させる要因はどれか。
  • 塩分摂取の低下
  • 外傷による大出血
  • 細動脈の拡張
  • 血管壁の弾性低下

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この過去問の解説 (3件)

01

血圧上昇の原因は

・塩分摂取過多

・過緊張(測定時など)

・ストレス

・喫煙や飲酒

・運動不足などが考えられます。

選択肢1. 塩分摂取の低下

塩分摂取の上昇で血圧が上がるので

✕です。

選択肢2. 外傷による大出血

外傷による大量出血は血流量が下がり

血圧は下がります。

よって✕です。

選択肢3. 細動脈の拡張

細動脈の拡張は血圧を下げます。

収縮が血圧を上げるため、✕です。

選択肢4. 血管壁の弾性低下

心臓から押された血流が強く血管壁を押すようになり、血圧が上がります。

よって〇です。

まとめ

血圧とは血流が血管壁を押す力のことです。

血圧が上下しているのは血流量の問題なのか

血管壁の問題なのかを選択肢で解くことができれば

簡単に回答できます。

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02

正解は「血管壁の弾力性低下」です。

血圧を上昇させる要因は、血管壁の弾力性の低下、血液粘性の上昇、血流量の増加などがあげられます。


 

選択肢1. 塩分摂取の低下

体内のナトリウム量が減少し、血管内の水分量も低下すると血圧は低下します。

逆に血管内のナトリウム量が増加すると、血管内の水分量も増加するため、血圧が上昇します。


 

選択肢2. 外傷による大出血

外傷で大出血が生じると、体内の血液量が減少するため、血圧の低下を引き起こします。


 

選択肢3. 細動脈の拡張

細動脈が収縮すると血圧の上昇を引き起こしますが、拡張すると血圧が低下することが考えられます。

選択肢4. 血管壁の弾性低下

血管壁が硬くなると動脈硬化が進むことになるため、血圧が上昇します。


 

まとめ

血圧は、心拍出量の増加、血液量の増加、血液粘性の上昇(いわゆる血液がドロドロ状態)、血管壁の弾力性の低下(血管壁が硬くなること)により上昇します。

逆に上記の逆の反応が生じれば、血圧が低下します。

血圧に関する問題は病理学や臨床医学各論でも出題されるため、ポイントを押さえておきましょう。


 

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03

血管壁の弾性低下 が血圧を上げる要因です。
動脈が硬くなると伸び縮みがうまくできず、心臓が送り出す血液の勢いを吸収できなくなるため、血管内の圧力が高くなります。

選択肢1. 塩分摂取の低下

塩分を控えると体内の水分量が減り、血液量も下がります。

その結果、血圧は下がりやすくなります。

選択肢2. 外傷による大出血

大量に血を失うと循環する血液量が減ります。

心臓が送り出す血液の量も落ちるため、血圧は低下します。

選択肢3. 細動脈の拡張

細い動脈(細動脈)が広がると血液が流れやすくなり、全身の抵抗が減ります。

そのため血圧は下がります。

選択肢4. 血管壁の弾性低下

動脈硬化などで血管が硬くなると、血液を受け止める“クッション”が効きません。

心臓が収縮するたびに圧力が高くかかり、血圧が上がります。

まとめ

血圧は「血液量」「心臓の拍出力」「血管の太さ・硬さ」で決まります。

血液量が減る、血管が広がる → 下がる

血管が硬くなる(弾性低下) → 上がる
この原理を知っておくと、さまざまな状況で血圧がどう動くかを判断しやすくなります。

 

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