あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問25 (午前 問25)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問25(午前 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

唾液について正しいのはどれか。
  • 蛋白質を分解する。
  • ムチンを含む。
  • pHは1~2である。
  • 副交感神経は分泌を低下させる。

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この過去問の解説 (3件)

01

唾液は口腔内で

保湿や消化補助、細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。

選択肢1. 蛋白質を分解する。

唾液にはアミラーゼが含まれており

デンプンの分解を助けます。

よって✕です。

選択肢2. ムチンを含む。

唾液はムチンを含みます。

唾液腺で生成され、粘膜保護の役割を担います。

よって〇です。

選択肢3. pHは1~2である。

唾液内のphは平均6.8と言われています。

よって✕です。

選択肢4. 副交感神経は分泌を低下させる。

副交感神経で唾液の分泌は高まります。

緊張時(交感神経優位)の際に唾液分泌は低下します。

よって✕です。

まとめ

唾液には虫歯予防などの効果もあり

歯磨きをしない人はもちろん、口腔内が渇いている人なども虫歯になりやすいです。

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02

正解は「ムチンを含む。」です。

唾液は唾液腺(耳下腺・舌下腺・顎下腺)から分泌されます。

唾液には、ムチンや消化酵素であるアミラーゼが含まれます。


 

選択肢1. 蛋白質を分解する。

唾液に含まれるアミラーゼはでんぷんを分解する消化酵素です。

蛋白質を分解する消化酵素は、ペプシン、キモトリプシンであり、それぞれ胃液、膵液に含まれます。


 

選択肢2. ムチンを含む。

唾液には消化酵素と粘液(ムチン)が含まれています。

ムチンは口腔粘膜を保護する役割があります。


 

選択肢3. pHは1~2である。

唾液のpHは6~7であり、pH1~2は胃液が該当します。

選択肢4. 副交感神経は分泌を低下させる。

唾液は自律神経により調節されています。

副交感神経(迷走神経)の亢進によって漿液性の唾液分泌が亢進します。


 

まとめ

唾液は耳下腺・舌下腺・顎下腺から分泌されます。

成分は水分、粘液(ムチン)、消化酵素が含まれます。唾液に含まれる消化酵素はアミラーゼであり、でんぷんを分解します。


 


 

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03

ムチンを含む が正しいです。
唾液には水分のほか、ねばり気を出して食べ物をまとめる ムチン(粘液性糖蛋白) が多く含まれます。

選択肢1. 蛋白質を分解する。

唾液にある消化酵素は主にアミラーゼで、でんぷんを分解します。

蛋白質を分解するペプシンは胃液に含まれます。

選択肢2. ムチンを含む。

正しいです。

ムチンが食塊を滑りやすくし、嚥下や発声を助けます。

選択肢3. pHは1~2である。

唾液のpHはほぼ中性(約6~7.4)です。

胃液が強酸性(pH1~2)なので混同しないよう注意します。

選択肢4. 副交感神経は分泌を低下させる。

副交感神経が働くと唾液の分泌量は増加します。

逆に交感神経優位になると量は減り、粘度が高くなります。

まとめ

唾液の特徴は

ムチンとアミラーゼを含む

pHは中性付近

副交感神経刺激で分泌アップ
です。

これらをセットで覚えておくと、生理学の問題に対応しやすくなります。

 

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