あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問38 (午前 問38)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問38(午前 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

疾患の存在を示唆する呼吸の異常で最も適切なのはどれか。
  • 頻呼吸
  • 徐呼吸
  • 息切れ
  • 起坐呼吸

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この過去問の解説 (1件)

01

起坐呼吸 があると、心不全や重い肺疾患などの存在を強く疑います。

あお向けになると呼吸が苦しくなり、上体を起こすと楽になる現象は生理的には起こらないため、病気のサインとして最も典型的です。

選択肢1. 頻呼吸

運動や緊張でも起こるため、必ずしも病気とは限りません。

もちろん発熱や肺炎でも見られますが、生理的要因と区別がつきにくいです。

選択肢2. 徐呼吸

睡眠中や安静時には正常範囲で見られることもあります。

薬の副作用や脳圧亢進で現れる場合もありますが、頻度は高くありません。

選択肢3. 息切れ

階段を上った直後など健康な人でも感じます。

安静時にも続く場合は病的ですが、日常の活動でも起こり得るため判定材料としては弱いです。

選択肢4. 起坐呼吸

横になると肺うっ血が強まり呼吸が苦しくなり、起き上がれば改善する典型的な病的呼吸です。

心不全・重症気管支ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患などで見られ、疾患の存在を強く示唆します。

まとめ

呼吸の変化のうち、起坐呼吸は健康状態ではまず起こらず、重い循環・呼吸器疾患の警告サインといえます。

他の選択肢は生理的場面でも見られるため、病気を示唆する指標としては起坐呼吸が最も適切です。

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