あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問38 (午前 問38)
問題文
疾患の存在を示唆する呼吸の異常で最も適切なのはどれか。
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問題
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か
さ
た
な
は
ま
や
ら
あん摩マッサージ指圧師
1級管工事施工管理技士
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級土木施工管理技士
運行管理者(貨物)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)
貸金業務取扱主任者
危険物取扱者(乙4)
給水装置工事主任技術者
クレーン・デリック運転士
ケアマネジャー(介護支援専門員)
国内旅行業務取扱管理者
社会保険労務士(社労士)
大学入学共通テスト(国語)
大学入学共通テスト(地理歴史)
大学入学共通テスト(世界史)
大学入学共通テスト(公民)
大学入学共通テスト(数学)
第三種電気主任技術者(電験三種)
宅地建物取引士(宅建士)
調剤報酬請求事務技能認定
賃貸不動産経営管理士
2級管工事施工管理技士
2級建築施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
2級土木施工管理技士
JLPT(日本語能力)
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
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この過去問の解説 (3件)
01
成人であれば1分間に15回前後呼吸をします。
25回以上であれば頻呼吸
12回以下であれば徐呼吸と言って
自然な状態での呼吸観察を実施します。
(基準となる呼吸数は資料によって若干の差があります)
25回以上/分を頻呼吸と言います。
頻呼吸は運動後の他に精神的なストレスが起因である場合が多いです。
長期間続くようであれば疾患の可能性がありますが
多くの場合は一時的なので
今回の場合は疾患との関連は薄いと判断します。
よって✕です。
12回以下/分の場合、徐呼吸と判断します。
頭蓋内圧亢進状態でも見られることがありますが
疾患での発生頻度よりも
薬などの副作用などで起こることが多いので
他の症状が見られない限り徐呼吸のみでは疾患の有無は判断できかねます。
よって✕です。
息切れは運動時や更年期障害などに見られることの多い呼吸です。
身体的に特に問題がない健常者でも見られます。
チアノーゼや明らかに以前と違う息切れを呈する場合には疾患の可能性が疑われますが
息切れのみでは疾患の有無は判別できません。
よって✕です。
側臥位では呼吸が苦しくなり、座位で改善するような呼吸を指します。
これは心臓への血流を座位になることで調整しようとするためであり
肺水腫など重篤な疾患の可能性を示唆しているため
即、病院で診察する必要のある状態です。
よってこれが一番適切です。
呼吸異常は日常生活でも見られやすい症状です。
運動や緊張、ストレスなどによる一次的な呼吸の乱れが多いですが
長期間続いたり、明らかに数日・数時間前と違う呼吸であるなど
違和感を感じた場合には病院で精査を受けるようアドバイスしましょう。
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02
正解は「起坐呼吸」です。
起坐呼吸は、臥位で呼吸困難が出現し、起座位で呼吸が楽になる状態のことを指します。
起坐呼吸はうっ血性心不全やCOPDでみられます。
頻呼吸とは、呼吸数が1分間に25回以上の状態を言います。
発熱や肺炎などでみられますが、運動直後でも生じます。
徐呼吸とは、呼吸数が1分間に12回以下の状態を言います。
頭蓋内圧亢進症状でもみられますが、睡眠薬服用時などでもみられます。
息切れは、呼吸をする際に努力が必要であったり、息がしにくい、呼吸が苦しいなどの状態を総称して言います。
健康な人ではほとんど感じませんが、激しい運動後でもみられます。
うっ血性心不全の場合、起座位により静脈還流量が減少するため、呼吸が楽になります。
COPDの場合、呼吸補助筋や横隔膜の運動が十分に行えるようになるため、呼吸が楽になります。
異常呼吸の所見のポイントとしては、呼吸数・リズム・深さをみていく必要があります。
呼吸数の変化は、運動直後など条件によって出現しますので、正常な人でもみられることがあります。
リズムの異常や深さの異常は背景に疾患を示すことがあります。
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03
起坐呼吸 があると、心不全や重い肺疾患などの存在を強く疑います。
あお向けになると呼吸が苦しくなり、上体を起こすと楽になる現象は生理的には起こらないため、病気のサインとして最も典型的です。
運動や緊張でも起こるため、必ずしも病気とは限りません。
もちろん発熱や肺炎でも見られますが、生理的要因と区別がつきにくいです。
睡眠中や安静時には正常範囲で見られることもあります。
薬の副作用や脳圧亢進で現れる場合もありますが、頻度は高くありません。
階段を上った直後など健康な人でも感じます。
安静時にも続く場合は病的ですが、日常の活動でも起こり得るため判定材料としては弱いです。
横になると肺うっ血が強まり呼吸が苦しくなり、起き上がれば改善する典型的な病的呼吸です。
心不全・重症気管支ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患などで見られ、疾患の存在を強く示唆します。
呼吸の変化のうち、起坐呼吸は健康状態ではまず起こらず、重い循環・呼吸器疾患の警告サインといえます。
他の選択肢は生理的場面でも見られるため、病気を示唆する指標としては起坐呼吸が最も適切です。
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