あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問40 (午前 問40)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問40(午前 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

右季肋部痛を伴う疾患で最も適切なのはどれか。
  • 胃潰瘍
  • 子宮外妊娠(異所性妊娠)
  • 化膿性胆囊炎
  • 大動脈瘤破裂

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この過去問の解説 (3件)

01

臓器の配置を理解しておくことが大切です。

選択肢1. 胃潰瘍

胃潰瘍の場合

上腹部(みぞおち)を痛がることがほとんどです。

よって✕です。

選択肢2. 子宮外妊娠(異所性妊娠)

子宮は下腹部に存在し

子宮外妊娠は下腹部を痛がります。

よって✕です。

選択肢3. 化膿性胆囊炎

化膿性胆嚢炎

右脇腹あたりからみぞおちにかけての痛みを訴えます。

よって〇です。

選択肢4. 大動脈瘤破裂

大動脈瘤破裂は体の様々な場所に発生する可能性があり

痛みもその部位によって様々です。

よって右季肋部と断定できず今回の回答には不向きです。

よって✕です。

まとめ

解剖学を正しく理解し

症状に結び付ける能力が求められます。

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02

正解は「化膿性胆囊炎」です。

右季肋部痛を伴う疾患は肝胆道系疾患でみられます。


 

選択肢1. 胃潰瘍

心窩部痛や左季肋部痛でみられます。

選択肢2. 子宮外妊娠(異所性妊娠)

多くは下腹部痛がみられます。

選択肢3. 化膿性胆囊炎

右季肋部痛がみられます。

選択肢4. 大動脈瘤破裂

急激な胸部痛や背部痛がみられます。

まとめ

右季肋部痛は肝胆道系疾患が疑われ、左季肋部痛は胃・膵臓などの疾患が疑われます。

ただし、関連痛として背部や肩に痛みが生じる場合がありますので、臨床では注意が必要となります。


 

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03

化膿性胆囊炎 が右季肋部(右肋骨の下あたり)の痛みをきたす代表的な疾患です。

胆囊は肝臓の裏面、ちょうど右季肋部に位置しており、炎症が起こるとその部位に鋭い痛みや圧痛が現れます。

選択肢1. 胃潰瘍

痛みはみぞおち(心窩部)や左上腹部に出ることが多く、右季肋部痛は典型的ではありません。

選択肢2. 子宮外妊娠(異所性妊娠)

多くは下腹部痛で始まり、肩への放散痛が起こることもありますが、右季肋部痛は通常みられません。

選択肢3. 化膿性胆囊炎

胆石が胆囊の出口を塞いで細菌感染を起こすと、右季肋部に強い痛み、発熱、黄疸が出やすくなります。

右肩や背部に放散することもあります。

選択肢4. 大動脈瘤破裂

突然の激しい胸背部や腹部全体の痛み、ショックが特徴で、痛みの部位は瘤の位置によって変わります。

右季肋部に限局することはまれです。

まとめ

右季肋部=胆道系(胆囊・胆管・肝臓)の病気をまず疑います。

特に化膿性胆囊炎は典型的に右季肋部痛を訴えるため、選択肢の中で最も適切と判断できます。

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