あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問66 (午前 問66)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問66(午前 問66) (訂正依頼・報告はこちら)
- マレット変形
- スワンネック変形
- 反張膝
- 肩関節脱臼
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この過去問の解説 (2件)
01
スワンネック変形 が関節リウマチ(RA)でよくみられる変形です。
指のPIP関節(第2関節)が反り返って伸び、DIP関節(第1関節)が曲がる形が白鳥の首に似ていることから名づけられました。
DIP関節が垂れ下がる変形で、突き指などの腱断裂が主な原因です。
RAではめったに起こりません。
RAの滑膜炎が腱や靱帯をゆるめることで、PIP過伸展+DIP屈曲の組合せが生じやすく、典型的なRA変形の一つです。
膝が反り返って伸び過ぎる状態で、前十字靱帯ゆるみや脳卒中後の痙性などが原因です。RAの主要な変形ではありません。
外傷や上腕骨頭の形状異常で起こることが多く、RAとは直接関係がありません。
関節リウマチは長期間の炎症で手指の関節が崩れ、スワンネック変形やボタン穴変形など独特の姿になります。
提示された選択肢の中でRAに特有なのはスワンネック変形だけです。
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02
関節リウマチとは自己免疫疾患で関節に痛みや腫れ
関節の変形が起こり、元の形には戻らなくなってしまいます。
原因も特定されていないため、特効薬もありません。
マレット変形とは槌指とも呼ばれ
遠位指節間(DIP)関節が変形してしまった状態です。
突き指などの外傷で伸筋腱の付着部が骨折してしまったり
日常生活でのオーバーユースなどで伸筋腱が切れ変形してしまいます。
よって関節リウマチとは異なる発症要因ですので✕です。
スワンネック変形とはその名のごとく白鳥の首にように変形します。
遠位指節間(DIP)関節は屈曲し
近位指節間(PIP)関節は過伸展となります。
原因はケガなどで伸筋腱や屈筋腱が傷つき発症することがありますが
主に関節リウマチで見られます。
よって〇です。
反張膝は膝が過伸展し、膝が反っているような状態になります。
原因はいくつかありますが
ハムストリングスと大腿四頭筋のアンバランスや
膝を強く伸ばすような癖があったりなどです。
よって関節リウマチとは直接結びつかず、✕です。
肩関節脱臼は肩関節で外傷や慢性的な関節の緩さにより
上腕骨頭が関節外に変異した状態です。
体幹が固定された状態で肩関節より遠位に外力が加わり発生することが多いです。
自分で戻したり、柔整師などが整復する場合があり
場合によっては手術し関節に安定性を持たせる場合もあります。
よって✕です。
関節リウマチの特徴を理解しておくと簡単ですね。
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