あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問78 (午前 問78)
問題文
次の症例について、問いに答えよ。
「78歳の男性。右利き。右片麻痺を生じ救急搬送。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され保存加療を受けた。発話は流暢だが、内容が意味をなさなかった。」
早期運動療法を開始するにあたり、アンダーソン・土肥の基準に従って訓練を行わない方がよいのはどれか。
「78歳の男性。右利き。右片麻痺を生じ救急搬送。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され保存加療を受けた。発話は流暢だが、内容が意味をなさなかった。」
早期運動療法を開始するにあたり、アンダーソン・土肥の基準に従って訓練を行わない方がよいのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問78(午前 問78) (訂正依頼・報告はこちら)
次の症例について、問いに答えよ。
「78歳の男性。右利き。右片麻痺を生じ救急搬送。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され保存加療を受けた。発話は流暢だが、内容が意味をなさなかった。」
早期運動療法を開始するにあたり、アンダーソン・土肥の基準に従って訓練を行わない方がよいのはどれか。
「78歳の男性。右利き。右片麻痺を生じ救急搬送。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され保存加療を受けた。発話は流暢だが、内容が意味をなさなかった。」
早期運動療法を開始するにあたり、アンダーソン・土肥の基準に従って訓練を行わない方がよいのはどれか。
- 収縮期血圧180mmHg
- 拡張期血圧110mmHg
- 脈拍数130回/分
- 呼吸数12回/分
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この過去問の解説 (1件)
01
脈拍数130回/分 は、アンダーソン・土肥の生体モニタリング基準を超えているため、早期運動療法は見合わせます。同基準ではおおむね「脈拍 40–120回/分以内」を安全域としており、130回/分は上限を超えて循環系への負荷が大きいと判断されます。
基準の上限は 180 mmHg前後とされるため、上限値ちょうどは許容範囲内です。
運動中の血圧上昇を警戒しつつ慎重に開始できます。
拡張期の許容上限は 110 mmHg程度であり、110 mmHgはギリギリ許容範囲です。動態観察を続けながら実施可能です。
安全域(40–120回/分)を超えています。
心拍応答がすでに高負荷を示しており、運動によるさらなる心拍上昇で虚血や不整脈を招く恐れがあるため、運動療法は避けるべきです。
呼吸数の目安は 12–25回/分程度が安静時の許容範囲で、12回/分は下限付近ながら正常範囲内です。
アンダーソン・土肥の基準は「血圧・脈拍・呼吸数などが一定範囲に収まっていること」を安全確認の条件とします。今回の数値では、脈拍130回/分だけが基準を超え、循環動態が安定していないため、早期運動療法は控える判断となります。
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