あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問88 (午後 問8)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問88(午後 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 怒 ―――― 心
- 思 ―――― 肝
- 憂 ―――― 脾
- 驚 ―――― 腎
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この過去問の解説 (2件)
01
七情とは
喜ぶ、怒る、憂う、思う、悲しむ、恐れる、驚く
感情を指します。
この中でも五志と言われる
喜ぶ、怒る、憂う、思う、恐れる
は臓腑との関連が深いとされています。
怒は肝と関連が深くなります。
頭に血が上った状態を思い浮かべましょう。
肝の疏泄が不調となり
血が逆流した状態を指し、頭痛やめまいを引き起こすとされています。
よって✕です。
思は脾と関連します。
思い悩みすぎると気が滞り全身に行きわたりません。
つまり脾の機能である運化が正常に行われていない状態を指します。
よって✕です。
憂・悲は肺に影響します。
泣きすぎて声がかすれたり、呼吸が乱れたり(浅くなる)、泣いた後の疲労感などをイメージしましょう。
気が滞っている状態が当てはまります。
よって肺との関連が深いため✕です。
驚かされた場合、
混乱したり、心臓がバクバクしたりなどの状況がイメージできます。
精神錯乱や動悸などは腎気が下がった状態で現れるとされており
上記の組み合わせに当てはまります。
よって〇です。
感情でどのような心身の状態になるかイメージすると
症状と関連付けやすく
害されている、影響されている臓腑が考えやすくなります。
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02
七情(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)と五臓の対応は、わが国の東洋医学テキストでは「驚は腎を傷る」と整理されています。突然の驚き (驚) や長く続く恐れ (恐) は腎の気を消耗させるため、腎と最も関係が深い情志は驚となります。
怒りは気を上へ昇らせ疏泄を乱すので肝と結び付きます。心ではありません。
思い悩むと気が結びつき脾の運化を阻害します。肝ではなく脾に配当されます。
憂い・悲しみは気を収縮させ、宣発粛降を担う肺を損ねます。脾ではありません。
突然の恐れや驚きは腎気を弱らせ、精を損ないやすいとされます。
七情と五臓の組合せとして正しいのはこの対です。
・怒‐肝 - 喜‐心
・思‐脾 - 憂/悲‐肺
・驚/恐‐腎
この対応表から、設問の選択肢で正しいのは 「驚 ― 腎」 だけです。
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