あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問89 (午後 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問89(午後 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

「めまい、耳鳴り、健忘」がみられる病証の原因となりやすいのはどれか。
  • 暴飲暴食
  • 筋の外傷
  • 過度な房事
  • 長時間の坐位

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

めまい・耳鳴り・健忘をまとめて引き起こす病証は、腎の精気が不足して脳や耳を養えなくなる状態です。

腎精を最も消耗させるのは 過度な房事 であるため、これが原因になりやすいと考えます。

 

 

選択肢1. 暴飲暴食

脾胃を傷めて食欲不振や胸やけなどを生じやすいものの、腎精の消耗とは直接結び付きません。

選択肢2. 筋の外傷

捻挫や打撲など局所の問題が中心で、めまい・耳鳴り・健忘といった全身的な症状とは関係が薄いです。

選択肢3. 過度な房事

性的な活動を度を超えて行うと、腎に蓄えられた精気が慢性的に消耗し、耳や脳を滋養する力が弱まります。結果としてめまい・耳鳴り・健忘が現れやすくなります。

選択肢4. 長時間の坐位

腰周りの血行が滞り腰痛などは起こりやすいですが、腎精を急激に失わせる背景にはなりにくいです。

まとめ

めまい・耳鳴り・健忘が同時に見られるときは、まず腎精不足を疑います。

腎精を減らす最大の要因が 過度な房事 なので、この選択肢が最も適切です。

他の要因は症状の性質や発生機序が合致しません。

 

参考になった数0