あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問114 (午後 問34)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問114(午後 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
- 好発レベルは第2腰椎である。
- 多くは高齢者に発症する。
- 罹患腰椎の棘突起に叩打痛を呈する。
- 腰椎の前弯は減少する。
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この過去問の解説 (2件)
01
腰椎分離すべり症とは
若年層(成長期の学生スポーツ)で起こりやすい傷害です。
多くの場合が腰椎分離症が進行して、すべり症を呈します。
腰椎分離すべり症の好発部位はL5(第5腰椎)です。
よって✕です。
高齢者に後発するすべり症は
腰椎変性すべり症であり、分離すべり症と区別することが必要です。
よって✕です。
分離や骨折の場合
叩打痛を訴えることが多く、分離すべり症の場合もこれに該当します。
よって〇です。
分離すべり症の場合は
腰椎の過前弯がみられることがあり
これが椎間関節突起間部にストレスをかけ分離症となります。
過前弯ストレスが継続してかかると、すべり症に進行することが多く見られます。
よって✕です。
回旋や体幹伸展を反復するスポーツに起こりやすく
成長期によく見られます。
コントロールしながら競技を継続できる可能性のある筋筋膜性腰痛と
早期の固定や加療を必要とする腰椎分離症やヘルニアを
しっかり見分け、適切な処置をしていくことが大切です。
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02
罹患腰椎の棘突起に叩打痛を呈する が腰椎分離すべり症の特徴として当てはまります。
分離部位で炎症や不安定性が生じ、棘突起を軽く叩くと鋭い痛みが出やすいからです。
分離すべり症は約90%が第5腰椎、次いで第4腰椎に起こります。
第2腰椎はまれなので誤りです。
思春期のスポーツ活動などで発生し、その後加齢とともにすべりが進むケースが多い疾患です。
初発が高齢者というわけではありません。
分離部付近の骨・靱帯が刺激を受け、棘突起を軽く打診すると局所痛がはっきり出ます。
条件に合致します。
分離すべり症では体幹を反らすと症状が強まることが多く、むしろ腰椎前弯(反り)が増えやすい傾向があります。
前弯が減少するという記述は適切ではありません。
腰椎分離すべり症は思春期に起こりやすく、第5腰椎が主座です。
分離部分の不安定性のため棘突起を叩くと痛むことが診断の手がかりになります。
好発レベルや年齢、姿勢変化の特徴もあわせて整理しておきましょう。
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