あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問120 (午後 問40)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問120(午後 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

三叉神経第3枝の神経痛に対する局所治療穴として適切なのはどれか。
  • 攅竹
  • 四白
  • 聴宮
  • 陽白

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この過去問の解説 (1件)

01

聴宮が三叉神経第3枝(下顎神経)の局所治療穴に当たります。

耳の前に位置し、下顎神経の枝(耳介側頭神経)が走行するため、第3枝の神経痛に直接刺激を届けやすい経穴です。

 

選択肢1. 攅竹

眉頭のくぼみにあり、上眼瞼周囲を支配する眼神経(第1枝)領域の経穴です。

下顎神経痛の局所穴には適しません。

選択肢2. 四白

眼窩下孔の直下にあり、上顎神経(第2枝)が表在するポイントです。

第3枝の神経痛とは異なる区域を担当します。

選択肢3. 聴宮

耳珠の前、下顎骨の関節突起付近にあります。

ここには耳介側頭神経(下顎神経の枝)が通過し、下顎神経痛の局所治療点として最適です。

選択肢4. 陽白

前額部中央やや外側にあり、前頭部の感覚を担う眼神経(第1枝)の支配域です。

第3枝には関与しません。

まとめ

三叉神経は領域により3枝に分かれます。

第3枝(下顎神経)は口周囲から下顎、耳前部までをカバーし、その枝が表在する聴宮が局所治療穴として最も適しています

攅竹と陽白は第1枝、四白は第2枝の領域であり、下顎神経痛には直接対応しません。

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