あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問126 (午後 問46)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問126(午後 問46) (訂正依頼・報告はこちら)

シンスプリントの罹患部に対する局所治療穴として適切なのはどれか。
  • 蠡溝
  • 外丘
  • 陽陵泉
  • 三陰交

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この過去問の解説 (1件)

01

三陰交がシンスプリント(脛骨内側ストレス症候群)の痛みに対する局所治療穴として最も適切です。

三陰交は内果(うちくるぶし)の上約3寸、脛骨内側縁のすぐ後ろにあり、炎症と圧痛が集中しやすい脛骨内側下 1/3 付近とぴったり重なります。

 

選択肢1. 蠡溝

内果の上約5寸にある肝経の穴です。

痛みの出やすい領域よりやや高位にあり、局所治療穴としては三陰交より適合度が下がります。

補助穴として用いることはあります。

選択肢2. 外丘

外果(そとくるぶし)の上約7寸、腓骨外側縁にあります。

脛骨内側の障害から遠く、シンスプリントの局所治療穴にはなりません。

選択肢3. 陽陵泉

腓骨頭の前下方にある胆経の代表穴で、膝外側痛や下肢全体の筋緊張調整に使います。

脛骨内側下部の骨膜炎には直接関係しません。

選択肢4. 三陰交

脛骨内側縁を指でたどると、内果上端から約3寸(指4本分ほど)上に取れます。

後脛骨筋・長趾屈筋の停止部や骨膜が集まる部位で、シンスプリントの主要な疼痛点と一致するため、局所刺激で血流と修復を促進できます。

まとめ

シンスプリントは脛骨内側下 1/3 付近の骨膜炎が主病変です。

この位置と重なる三陰交を刺激すると、痛みの軽減と局所循環の改善に直結します。

他の穴は高さや側面がずれているため、局所治療の第一選択にはなりません。

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