あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問128 (午後 問48)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問128(午後 問48) (訂正依頼・報告はこちら)

次の症例に対する日常生活指導で最も適切なのはどれか。
「60歳の男性。主訴は肥満。過食により最近体重が増加し、上半身型肥満と診断された。肥満以外の症状はない。現在、身長175cm、体重85kgである。」
  • 食事回数を減らす。
  • 食後なるべく早く就寝する。
  • 食前に水を飲まない。
  • 摂取エネルギーを制限する。

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この過去問の解説 (2件)

01

上半身肥満型とはリンゴ型肥満とも呼ばれ

内臓脂肪型肥満、皮下脂肪型肥満があります。

これらの肥満を改善する方法として適切な指導を選択します。

選択肢1. 食事回数を減らす。

1日2食の食事など食事回数を減らすダイエット方法は

血糖値の急激な上昇などにより

逆に肥満を誘発します。

よって✕です。

選択肢2. 食後なるべく早く就寝する。

食後は内臓の活動を落ち着けてから就寝することが推薦されています。

消化不良が原因とされます。

よって✕です。

選択肢3. 食前に水を飲まない。

食前は空腹感を落ち着けるために水を飲むことがおすすめされています。

よって✕です。

選択肢4. 摂取エネルギーを制限する。

1日の摂取エネルギーを調整するのはダイエットの基本とされます。

過度な糖質や脂質を減らした食事が求められます。

よって〇です。

まとめ

洋ナシ型の肥満ではむくみや運動不足、姿勢不良などが原因とされます。

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02

摂取エネルギーを制限するのが最も適切です。

上半身型肥満は内臓脂肪の増加が中心であり、エネルギー摂取量を見直すことが体重減少と生活習慣病予防の基本になります。

 

 

選択肢1. 食事回数を減らす。

1〜2回に極端に減らすと空腹時間が長くなり、次の食事で過食しやすく血糖値も乱高下します。

適切な総エネルギーと栄養バランスを保ちながら3食を整える方が効果的です。

選択肢2. 食後なるべく早く就寝する。

食後すぐ横になるとエネルギー消費が少なく、脂肪として蓄積しやすくなります。

就寝2〜3時間前までに食事を済ませ、軽い家事やストレッチで消費を促す方が望ましいです。

選択肢3. 食前に水を飲まない。

食前の水分摂取は胃を適度に満たし、早食い・過食を抑える助けになります。

むしろ積極的に水やお茶を飲むように指導します。

選択肢4. 摂取エネルギーを制限する。

1日の総エネルギー摂取を消費量より少し低く設定すると体脂肪が減少します。

バランスよく主食・主菜・副菜を取り、揚げ物や甘味の量を減らすなど具体的な目標を立てることが重要です。

まとめ

肥満改善の基本は「摂取エネルギー < 消費エネルギー」の状態を継続することです。

食事回数や水分制限よりも、総摂取カロリーの適正化を優先します。

具体的には、栄養バランスを保ちつつ高カロリー食品を控え、適度な運動を組み合わせることで、安全かつ持続的に減量を目指しましょう。

 

 

 

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