あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問136 (午後 問56)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問136(午後 問56) (訂正依頼・報告はこちら)

無色・無臭の鼻汁がみられる病証として最も適切なのはどれか。
  • 陰虚証
  • 気虚証
  • 湿熱証
  • 血熱証

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この過去問の解説 (2件)

01

無色・無臭の鼻汁は気虚証を指します。

気虚証は気の不足で起こります。

選択肢1. 陰虚証

✕です。

陰虚証の症状は主に乾燥です。

つまり鼻汁があまり出ない状態であると考えます。

選択肢2. 気虚証

〇です。

気虚証の場合は無色透明で無臭の鼻水が出ます。

選択肢3. 湿熱証

✕です。

湿熱証は体外、体内に熱や湿がこもった状態であり

細菌感染した時のような黄色や黄緑色の粘着質な鼻汁が出ます。

選択肢4. 血熱証

✕です。

血熱証では血管に熱が入った状態を指し

赤みがかった鼻汁(鼻血)が出ます。

まとめ

鼻汁も症状の原因を探る一つのヒントとなります。

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02

気虚証が最も適切です。

気が不足すると、防御力が弱まり、水分を温めて蒸発させる力も低下するため、色もにおいもない水様の鼻汁が出やすくなります。

 

 

選択肢1. 陰虚証

体液が不足して乾燥傾向になります。

鼻はむしろ乾きやすく、無色の鼻汁が多く出る状態とは合いません。

選択肢2. 気虚証

肺気や脾気が不足すると、薄くて透明な鼻水が続くのが特徴です。

くしゃみ・息切れ・疲れやすさなどを伴うこともあります。

選択肢3. 湿熱証

熱と湿がこもるため、鼻汁は黄色〜黄緑色で粘りが強く、においがすることが多いです。

無色・無臭とは逆の所見です。

選択肢4. 血熱証

血に熱がこもると、主に鼻血や赤みの強い症状が現れます。

透明な鼻水とは関係が薄いです。

まとめ

無色・無臭でさらさらした鼻汁は、体を守り温める「気」の不足で水分代謝が弱ったサインです。

したがって気虚証として捉え、気を補う養生や施術を考えるのが適切です。

 

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