美容師の過去問
第29回
衛生管理技術 問20

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第29回 美容師国家試験 衛生管理技術 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

消毒薬使用液(希釈液)の調製法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a.0.1%逆性石けん水溶液は、10%逆性石けん製剤10mlに水990mlを加える。
b.5%次亜塩素酸ナトリウム製剤5mlを水495mlで希釈すると、0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液になる。
c.0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液は、5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤5mlに水995mlを加える。
d.10%両性界面活性剤製剤1mlを水499mlで希釈すると、0.1%両性界面活性剤水溶液になる。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は1でaとbが正しく、cとdが誤っています。


解説

a. 0.1%逆性石けん水溶液は、10%逆性石けん製剤10mlに水990mlを加える。
→10%の逆性石けん製剤を希釈して0.1%の逆性石けん水溶液にしたいので、何倍希釈なのかを考えます。10%÷0.1%=100なので100倍希釈となります。10%逆性石けん製剤10mlと水990mlを足すと1000mlになり、1000ml÷10ml=100で同じく100倍になるので、この文章は正しいです。

b.5%次亜塩素酸ナトリウム製剤5mlを水495mlで希釈すると、0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液になる。
→5%次亜塩素酸ナトリウム製剤を希釈して0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液にしたいので何倍希釈になるかを考えます。5%÷0.05%=100なので100倍希釈となります。5%次亜塩素酸ナトリウム製剤5mlと水495mlを足すと500mlとなり、500ml÷5ml=100で同じく100倍になるので、この文章は正しいです。

c.0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液は、5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤5mlに水995mlを加える。
→5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤を希釈して0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液にしたいので何倍希釈になるかを考えます。5%÷0.05%=100なので100倍希釈となります。5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤5mlと水995mlを足すと1000mlとなり、1000ml÷5ml=200で200倍になるので、100倍希釈とはなりませんので、この文章は誤っています。

d.10%両性界面活性剤製剤1mlを水499mlで希釈すると、0.1%両性界面活性剤水溶液になる。
→10%両性界面活性剤製剤を希釈して0.1%両性界面活性剤水溶液にしたいので何倍希釈になるかを考えます。10%÷0.1%=100なので100倍希釈となります。10%両性界面活性剤製剤1mlと水499mlを足すと500mlとなり、500ml÷1ml=500で500倍になるので、100倍希釈とはなりませんので、この文章は誤っています。

参考になった数15

02

正解:1
c,dが誤りです。

C
水溶液÷製剤=1000ml÷5ml=200倍
5(%)÷0.05(%)=100倍希釈となり正しくありません。

d
水溶液÷製剤=500ml÷1ml=500倍
10%÷0.1%=100倍希釈となり正しくありません。

参考になった数2

03

正解は1です。

a 10%逆性石けん製剤10mlに含まれる逆性石けんは1ml。逆性石けん製剤10mlに水990mlを加えると1000mlになる。1ml÷1000ml=0.001となり濃度が0.1%になる。

b 5%次亜塩素酸ナトリウム製剤5mlに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは0.25ml。次亜塩素酸ナトリウム製剤5mlに水495mlを加えると500mlになる。0.25ml÷500ml=0.0005となり濃度は0.05%になる。

c 5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤5mlに含まれるグルコン酸クロルヘキシジンは0.25ml。グルコン酸クロルヘキシジン製剤5mlに水995mlを加えると1000mlになる。0.25ml÷1000ml=0.00025となり0.025%になる。

d 10%両性界面活性剤製剤1mlに含まれる両性界面活性剤は0.1ml。両性界面活性剤製剤1mlに水499mlを加えると500mlになる。0.1ml÷500ml=0.0002となり0.02%になる。

参考になった数2