美容師の過去問
第32回
皮膚科学 問29
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問題
第32回 美容師国家試験 皮膚科学 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚及び皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 荒れ性の皮膚では、角質層の水分量が減少している。
- 乾性のフケ症の人は、シャンプーをしすぎないようにすることが重要である。
- 皮膚の分泌作用や新陳代謝は、加齢に伴って低下する。
- 紫外線は、尋常性痤瘡(ニキビ)や円形脱毛症の原因となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
紫外線が原因の疾患には「日光皮膚炎」「多形日光疹」などがあります。
尋常性痤瘡(ニキビ)は炎症性皮膚疾患の一つで、その原因は「男性ホルモンと細菌と皮脂の相互作用による炎症」と言われています。
円形脱毛症の原因は不明ですが、「遺伝・ストレス・内分泌異常・自己免疫疾患など」ではないかと考えられています。
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02
【荒れ性】
・特に、美容師の人に多いです。
・皮膚が乾燥するのは、汗腺や脂腺の働きが低下して、角質層の水分が奪われることでおきます。
・表皮の角質層の水分は少くなくなっています。
・皮脂の分泌は、加齢とともに減少します。
・対処法・・・保湿剤(尿素、ヘパリノイドなど)で保湿します。
1、
荒れ性の皮膚は、角質層の水分が減少しています。
よって、正しいです。
2、
乾性のフケ症は、頭皮の乾燥が原因のフケ症です。
頭皮が乾燥しているので、細かい乾燥した皮膚がポロポロ落ちてきます。
予防には、皮膚が乾燥しないように、シャンプーをし過ぎないようにすることです。
よって、正しいです。
3、
加齢によって皮膚も変化します。
・皮脂の分泌が減り、皮膚が乾燥します。
・表皮は委縮して、薄くなります。
・弾性繊維が変化して、小じわができます。
・ターンオーバーが長くなります。
加齢により、皮脂の分泌が少なくなり、新陳代謝が低下します。
よって、正しいです。
4、
尋常性挫傷(ニキビ)は、分泌異常による皮膚疾患です。
毛穴が皮脂で詰まり、そこにアクネ菌が繁殖するとことで、炎症が起こります。
円形脱毛症は、原因ははっきりされてませんが、免疫異常だど言われています。
紫外線が原因で起こる皮膚病は、日光皮膚炎などがあります。
よって、(紫外線は、尋常性痤瘡(ニキビ)や円形脱毛症の原因となる)→(尋常性痤瘡は分泌異常、円形脱毛症は免疫異常(だと思われる)が原因となる)の間違いでなので、これが正解になります。
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03
紫外線が影響するのは、日光皮膚炎です。
ニキビは、皮脂などが影響します。
円形脱毛症に関しては、はっきりした原因はわかっていません。
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