美容師の過去問
第35回
感染症 問14
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問題
第35回 美容師国家試験 感染症 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
結核に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 感染経路は、主に飛沫核感染である。
- 肺以外の場所では病変を起こさない。
- 2011年のわが国の新たに登録された患者数は、約2,000人である。
- わが国の現在の死亡率のピークは、青年層である。
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この過去問の解説 (4件)
01
感染経路は、主に巖屈核感染です。
日本国内では、毎年約18,000人が新たに結核を発症しています。
死亡率のが一番多いのは、青年層ではなく、高齢者です。
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02
1.結核の主な感染経路は設問の通り、咳などで空気中に菌が飛び散り、その空気を吸ってしまうことによる飛沫核感染です。
2.結核は、全身の様々な部位で病気を作りますので間違いです。
これを肺外結核といいます。
リンパ節が最も多くみられます。
3.2011年に登録された結核の患者数は、22,681人なので間違いです。
(厚生労働省による平成23年結核登録者情報調査年報集計結果より)
日本は結核の「中まん延国」とされています。
4.結核による死亡率は、60歳以上から年齢が上がるにつれ増加するので死亡率が一番多いのは高齢者層となります。
15~34歳の青年層死亡率は一番ではありませんので、間違いです。
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03
1 正しいです。
結核は、結核患者の咳やくしゃみの飛沫を吸い込んでしまうことによって感染します。
結核が疑われる場合は咳やくしゃみが他の人に飛ばないように気をつけたり、室内であれば換気をよくすることが必要です。
2 誤っています。
咳や痰、発熱、全身の倦怠感が起こることがあります。肺だけに症状が出るわけではありません。
3 誤っています。
2011年の新たに登録された患者数は、約2,000人ではなく約20,000人です。
4 誤っています。
死亡率が高いのは青年層ではなく、高齢者層です。
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04
正解は1です。
結核の主な感染経路は、結核菌保有者の咳やくしゃみに含まれる飛沫核(結核菌)を吸い込むことで起こる飛沫感染です。
1が正しい説明です。
結核による病変は大部分(約80%)が肺においてみられますが、それ以外にもリンパ節や脊髄、腎臓にも病変をつくることがあります。
2は誤った説明です。
2011年(平成23年)における結核の新規登録患者数は22681人で前年より580人減少していて、2020年(令和2年)の新規登録患者数も12739人と年々減少しています。
3も誤った説明です。
50年ほど前には結核は青年層の病気でしたが、現在は高齢者の死亡率が一番高くなっています。
4も誤った説明です。
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