美容師の過去問
第35回
美容の物理・化学 問40
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問題
第35回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
紫外線とサンケア製品に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- UVAはUVBより波長が短い。
- UVBはメラニンを徐々に増加させて肌の色を黒化する。
- サンスクリーン製品は、UVBを吸収する紫外線吸収剤のみを配合し、UVAは透過する。
- PAの表示は、「+」が多いほどUVAの防御効果が高い。
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この過去問の解説 (4件)
01
以下に解説します。
UVAはUVBより波長が長いので間違いです。
UVAは波長が長く、真皮まで届きます。
UVBは波長が短く、肌の表皮で吸収されますが、UVAよりも強いエネルギーを持ちます。
メラニンを徐々に増加させて肌の色を黒化するのは、UVAですので間違いです。
UVBは、火傷のような赤みや色素沈着を起こします。
UVBを吸収する紫外線吸収剤のみを配合し、UVAは透過するのはサンタン製品ですので間違いです。
サンスクリーン製品は紫外線吸収剤または、紫外線散乱剤が配合されUVA、UVBどちらかもしくは両方から肌を守ります。
正しいです。
設問の通り、PAの表示は、「+」が多いほどUVAの防御効果が高いです。
UVBの防御指標はSPF〇〇の数字が大きいほど効果が高くなります。
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02
PAの表示は、「+」が多いほどUVAの防御効果が高いので正解です。
UVAはUVBより波長が長いです。
UVAがメラニンを徐々に増加させて肌の色を黒化します。
3.は、サンタン製品の説明です。
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03
正解は4です。
紫外線の波長はおよそ400nm以下で、そのうちUVAは約315~400nm、UVBは約280~315nm、UVCは~280nmと分類されています。
UVAはUVBより波長は長くなっています。
1は誤った説明です。
日焼けのうち、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)はUVBによるもので、メラニンを増加させて肌を黒くするのはUVAによるものです。
2も誤った説明です。
日焼け止めのうちUVBのみを抑制しUVAを透過するものはサンタン製品で、UVA・UVB両方を防御する物はサンスクリーン製品と呼ばれます。
3も誤った説明です。
日焼け止めの表示のうち、SPFはUVBの防止効果の度合いで、PAはUVAの防止効果の度合いを表示しています。
4が正しい説明です。
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04
1 誤っています。
UVAの方がUVBより波長が長く、浴びたUVAの20%~30%は肌の奥の真皮層まで到達するといわれています。
2 誤っています。
UVBではなく、UVAがメラニンを増加させます。UVAを浴び続けると、肌の色が徐々に黒くなっていきます。UVBは、たくさん浴びると赤く炎症(サンバーン)を起こします。
3 誤っています。
サンスクリーン製品にはUVA,UVBを吸収する効果のあるサンスクリーン製品もあります。
UVBのみ防ぐ製品はサンタン製品と呼ばれ、均一に日焼けするために使用します。
4 正しいです。
PAの+の表示が多いほどUVAへの防御力が高いことを表します。
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