美容師の過去問
第36回
美容の物理・化学 問38
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問題
第36回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
パーマネントウェーブの原理に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「 毛髪を形成するケラチンの架橋構造( 側鎖 )の( A )結合を第1剤( 1液 )に含まれるチオグリコール酸などの( B )により切断し、次に第2剤( 2液 )を作用させると、含まれる( C )などの薬剤の働きにより架橋構造にずれを生じた状態で( A )結合が復元し、ウェーブが固定される。」
「 毛髪を形成するケラチンの架橋構造( 側鎖 )の( A )結合を第1剤( 1液 )に含まれるチオグリコール酸などの( B )により切断し、次に第2剤( 2液 )を作用させると、含まれる( C )などの薬剤の働きにより架橋構造にずれを生じた状態で( A )結合が復元し、ウェーブが固定される。」
- A. シスチン B. 還元剤 C. 臭素酸カリウム
- A. シスチン B. 酸化剤 C. アンモニア
- A. ペプチド B. 還元剤 C. アンモニア
- A. ペプチド B. 酸化剤 C. 臭素酸カリウム
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この過去問の解説 (4件)
01
パーマ液は、1液と2液に分けられますが、1液で 髪の毛の中の「シスチン結合」というというハシゴのようなつながりを 「還元剤」で切り離します。
そして、2液の「臭素酸カリウム 」で結合しパーマが出来上がります。
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02
正解は1です。
パーマネントウェーブの原理に関する記述の穴埋めをしていきましょう。
パーマがかかる原理は、毛髪を形成するケラチンの架橋構造(側鎖)のシスチン結合(S-S結合)を第1剤チオグリコール酸などの還元剤によって切断します。
Aは「シスチン」Bは「還元剤」です。
還元された毛髪に臭素酸カリウムなどの第2剤を作用させると、シスチン結合にずれが生じた状態で酸化され、結合が復元しウェーブが固定されます。
Cは「臭素酸カリウム」です。
A:シスチン B:還元剤 C:臭素酸カリウム の組み合わせなので正解は1です。
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03
シスチン結合は「SS結合」とも呼ばれます。
パーマは主にこの結合を還元剤(1液)で切り離し、
酸化剤(2液)で再結合させることにより出来上がります。
髪のペプチド結合は薬剤の過度な使用で切れてしまい、元に戻すことが出来ません。
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04
「 毛髪を形成するケラチンの架橋構造( 側鎖 )の( シスチン )結合を第1剤( 1液 )に含まれるチオグリコール酸などの( 還元剤 )により切断し、次に第2剤( 2液 )を作用させると、含まれる( 臭素酸カリウム )などの薬剤の働きにより架橋構造にずれを生じた状態で( シスチン )結合が復元し、ウェーブが固定されます。」
このような類の問題は、暗記してしまうとスムーズに解答することが出来ます。
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