美容師の過去問
第36回
美容の物理・化学 問39
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問題
第36回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
酸化染毛剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 酸化染毛剤は永久染毛剤に分類される。
- 第1剤( 1液 )に含まれる染料中間体は、酸化されて発色する。
- 第2剤( 2液 )に含まれる過酸化水素水には、メラニンに作用して髪を黒くする働きがある。
- 妊娠中の人の髪に使用してはならない。
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この過去問の解説 (4件)
01
第2剤( 2液 )に含まれる過酸化水素水には、メラニンに作用して髪を黒くする働きはありません。
髪のメラニン色素を分解する働きがあるので、脱色します。
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02
2剤(2液)に含まれる過酸化水素はメラニンを酸化させ、脱色させる効果があります。
髪を黒くする場合は、1剤の染料の力で発色させます。
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03
第2剤( 2液 )に含まれる過酸化水素水には、髪のメラニン色素を分解する働きがありますので誤りです。
1.酸化染毛剤は永久染毛剤に分類されます。
2.第1剤( 1液 )に含まれる染料中間体は、酸化されて発色します。
4.酸化染毛剤は、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすいので、妊娠中の人の髪に使用してはなりません。
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04
正解は3です。
ヘアカラー剤は薬事法で医薬部外品と化粧品の2つに分類され、その医薬部外品は永久染毛剤と脱色・脱染剤に分けられ、酸化染毛剤は永久染毛剤に分類されています。
1は正しい説明です。
酸化染毛剤の第1剤中の酸化染料は、「染料中間体」「調色剤」「直接染料」の3つに分かれています。
その染料中間体は、過酸化水素で酸化され重合することで発色します。
2も正しい説明です。
第2剤に配合される過酸化水素水がアルカリ剤で分解され、酸素を発生させメラニン色素を脱色することで髪色が明るくなります。
3が誤った説明です。
妊娠中に酸化染毛剤を配合したヘアカラーで胎児に影響が出る可能性は低いと言われていますが、妊娠中は肌が敏感になり頭皮トラブルの危険性があったりカラー剤の臭いで気分が悪くなったりといった恐れもあるので、あまりおすすめできません。
4は正しい説明です。
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