美容師の過去問
第37回
公衆衛生・環境衛生 問9
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問題
第37回 美容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
空気成分の一つである二酸化炭素に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 人間の呼気中にも含まれている。
- 地球温暖化との関係で注目され、その原因の一つと考えられている。
- 毒性は、一酸化炭素より大幅に強い。
- 美容所では、室内空気中の二酸化炭素の濃度が規定されている。
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この過去問の解説 (4件)
01
1 . 設問の通り、人間の呼気中にも二酸化炭素が含まれているので正解です。
呼気とは吐く息、吸気が吸う息です。
2 .設問の通り、二酸化炭素は地球温暖化との関係で注目され、その原因の一つと考えられているので正解です。
3 . 二酸化炭素の毒性は、一酸化炭素より弱いので間違いです。
一酸化炭素は毒性が強く、空気中濃度が0.02%を超えると頭痛などの症状が現れます。
最悪の場合、死に至ることがあります。
しかし二酸化炭素も濃度が3~4%で頭痛や吐き気が起こり、7%を超えると意識を失うことがあります。
4 . 設問の通り、美容所では、室内空気中の二酸化炭素の濃度が規定されているので正解です。
理容所及び美容所における衛生管理要領において、
炭酸ガス濃度(二酸化炭素濃度)が 5,000ppm 以下であること
(炭酸ガス濃度 1,000ppm 以下、一酸化炭素濃度 10ppm 以下であることが望ましい)
とされています。
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02
正解は3です。
二酸化炭素は無色・無臭の気体で、大気中には0.03%含有されていて人間の呼気にも4.5%含まれています。
1は正しい説明です。
二酸化炭素は、地球の気温を保つために必要な温室効果ガスですが、その濃度が上昇することで地球温暖化の原因のひとつと考えられています。
2も正しい説明です。
二酸化炭素の毒性は一酸化炭素と比較するとかなり低いと言えますが、大気中の二酸化炭素濃度が7%を超えると数分で意識を失い、その状態が続くと死に至ると言われています。
3が誤った説明です。
理容所及び美容所における衛生管理要領の第4衛生的取扱い等の4(2)で炭酸ガス(二酸化炭素)濃度が5,000ppm以下であることと規定されています。
4は正しい説明です。
理容所及び美容所における衛生管理要領
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta5155&dataType=1&pageNo=1
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03
毒性は、一酸化炭素より二酸化炭素の方が、大幅に弱いです。
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04
空気中にも含まれているほどなので、二酸化炭素の毒性は強くありません。
しかし、濃度が強くなると身体に影響が出ることもあります。
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1.2.4の内容は正しいです。
作業中の二酸化炭素(炭酸ガス)濃度は5000ppm以下(1000ppmが望ましい)、とされています。
しっかり換気をすることが大事です。
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