美容師の過去問
第39回
美容の物理・化学 問36
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問題
第39回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品に使われる成分とその効果に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- ビタミンC誘導体 ―――――― 美白効果
- ベンゾフェノン誘導体 ――― 紫外線防止效果
- アラントイン ――――――― エモリエント効果
- セラミド ――――――――― 保湿効果
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この過去問の解説 (4件)
01
アラントインは、皮膚保護剤です。
軟膏やリップクリーム、ニキビ治療薬等の医薬品また化粧品などにも使われています。
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02
正解は3です。
ビタミンCの構造式を一部改変して吸収しやすくしたビタミンC誘導体は、メラニン色素の生成を抑え還元する美白作用に優れています。
1は正しい説明です。
ベンゾフェノン誘導体 であるオキシベンゾン類は、紫外線吸収(防止)効果から日焼け止めの成分として使用されます。
2も正しい説明です。
医薬品成分で抗炎症成分でもあるアラントインは、角質細胞増殖促進による創傷治癒作用からエモリエント効果に優れています。
3が誤った説明です。
皮膚の角質層にも存在するセラミドは、肌のバリヤ機能に関わっていて、肌の潤いを保つ保湿効果に優れています。
4は正しい説明です。
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03
アラントインには修復する力や抗アレルギー、抗炎症作用があるため、肌荒れをケアするものに配合されています。
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04
1 正しいです。
ビタミンC誘導体には美白効果があるとされ、美白効果をうたう化粧品に多く使われています。
2 正しいです。
ベンゾフェノン誘導体には紫外線を吸収する働きがあり、紫外線防止対策として日焼け止め製品に用いられています。
3 誤っています。
エモリエント効果ではなく、抗炎症作用があるので荒れた肌を整える効果があります。
4 正しいです。
セラミドには保湿効果があります。保水力が高いので保湿効果をうたう化粧品に使われています。
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