美容師の過去問
第40回
美容の物理・化学 問35
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問題
第40回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品に配合される油性原料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 高級アルコールは貴重な高級品のアルコールという意味である。
- シリコーン油は水をはじく性質があり、スタイリング剤に配合される。
- 炭化水素は口紅には配合されるが、クリームには配合されない。
- 油脂は脂肪酸と高級アルコールのエステルである。
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この過去問の解説 (4件)
01
1. 高級アルコールは、炭素原子数6以上の一価アルコールの総称で高級と付けられています。
3.口紅に配合されるのは、炭化水素ではなくロウです。
4.油脂は、脂肪酸とグリセリンのエステルからなります。
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02
1.炭素数が少ないアルコールを低級アルコール、炭素数が多いアルコールを高級アルコールといいます。高級アルコールはロウを加水分解したり、高級脂肪酸を還元して作られます。
2.シリコーン油は水をはじく性質があり、ハンドクリームやヘアスプレーなどに使用されます。
3.炭化水素は鉱物性炭化水素( 流動パラフィン、ワセリンなど)と動・植物性炭化水素(スクワラン、プリスタンなど)があり乳液やクリームに配合されます。口紅に配合されるのはロウ(ミツロウ)です。
4.油脂は植物油脂と動物油脂があり、脂肪酸とグリセリンのエステルからなります。
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03
正解は2です。
アルコール類で炭素数が6以上のものを高級アルコールと呼び、炭素数が5以下のものを低級アルコールと呼びます。
1は誤った説明です。
シリコーン油の水をはじく性質を利用して、スタイリング剤に撥水剤として配合されています。
2が正しい説明です。
炭素と水素だけでできた油性原料である炭化水素には、ワセリンやスクワラン、流動パラフィンなどがあり、口紅やクリームの原料として使用されています。
3は誤った説明です。
油脂は脂肪酸とグリセリンのエステル化合物です。
高級脂肪酸と高級アルコールのエステル化合物は、ロウ類になります。
4も誤った説明です。
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04
1. 高級アルコールは炭素数の多いものを指します。
3. 口紅に配合されるのはロウです。
4. 油脂は脂肪酸とグリセリンのエステルからなります。
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