美容師の過去問
第42回
皮膚科学 問3
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問題
第42回 美容師国家試験 皮膚科学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 皮膚には、痛点、触点、温点、冷点が分布している。
- 紫外線を浴びると、エラスチンが大量につくられ、皮膚の色が黒くなる。
- 皮脂に含まれる脂肪酸は、一部の細菌や真菌の発育を抑制する。
- 皮膚の表面には、汗と皮脂が混じり合い、乳化した状態の薄い膜がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
1 .皮膚には、痛点、触点、温点、冷点が分布しています。
2 .紫外線を浴びると、メラニンが大量につくられ、皮膚の色が黒くなります。
※エラスチンとは真皮にある弾性線維のことです。
3 .皮脂に含まれる脂肪酸は、一部の細菌や真菌の発育を抑制します。
4 .皮膚の表面には、汗と皮脂が混じり合い、乳化した状態の薄い膜(脂肪膜)があります。
※脂肪膜は弱酸性でpH4.5~pH6.5です。
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02
1、
皮膚には
痛点(痛さを感じる感覚)
触点(物の大きさ・粗密・形などを知る感覚)や
温点、冷点があります。
よって、正しいです。
2、
皮膚に紫外線が当たると、肌の奥にある色素細胞(メラノサイト)
という細胞が紫外線を感知し、メラニンという黒い色素を作ります。
よって
(エラスチン)→(メラニン)
の誤りです。
3、
皮脂に含まれる脂肪酸は
皮膚表面に細菌が感染するのを防いでいます。
(自己浄化作用)
よって、正しいです。
4、
皮膚表面には、汗と皮脂が混ざり合った
皮脂膜という薄い膜があります。
よって、正しいです。
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03
1、
皮膚には、熱を感じる温点や、冷たさを感じる冷点、痛さを感じる痛点があります。
よって、正しいです。
2、
紫外線を浴びると、表皮の色素細胞でメラニンが増え、皮膚の色が黒くなります。
よって、(エラスチン)→(メラニン)の間違いで、これが正解です。
3、
皮脂の中に含まれる脂肪酸は、皮膚の浄化作用があり、細菌や白癬菌の発育を防いでいます。
よって、正しいです。
4、
皮膚表面の汗と皮脂が混じり合って乳化状態で出来た膜を、皮脂膜と言います。
皮脂膜は別名、脂肪膜、酸膜とも言います。
よって、正しいです。
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