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美容師の過去問 第42回 文化論及び美容技術理論 問10

問題

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[ 設定等 ]
アルカリ性タイプの酸化染毛剤によるヘアカラーリングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
   1 .
細毛や軟毛などは、黄み系が出やすいので、希望色より明度の低い染毛剤を用いるとよい。
   2 .
白髪は染まりやすいので、白髪染めの場合、白髪の少ない部分から塗布する。
   3 .
放置時間の目安は、ヘアカラーの場合、約5~20分で、5分おきにテストする。
   4 .
放置時間がある程度経過した時点で、皮膚や発色の状態を確認するためパッチテストを行う。
( 第42回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問10 )
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この過去問の解説 (3件)

22

正解は1です。

1の解説

●細毛や軟毛

 黄み系が出やすいので、希望色より明度の低い染毛剤を用いるとよいです。

●太毛や硬毛

 赤み系が出やすいので、希望色より明度の高い染毛剤を用いるとよいです。 

2 .白髪は染まりにくいので、白髪の多い部分から塗布します。

※2剤の濃度も6%がよいです。

3 .放置時間の目安は、ヘアカラーの場合、約20~40分です。

※ヘアブリーチの場合は、約5~20分で、5分おきにテストします。

4 .パッチテスト

染毛48時間前に肌の柔らかい部分につけてチェックします。

かゆみやはれ、刺激などの異常があれば、直ちに洗い落とし、酸化染毛剤は使用しません。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
答えは1です。

【酸化染毛剤の技術】
①パッチテスト(染毛48時間前)
②毛髪診断
③色の選定
④プロテクトとブロッキング
⑤染毛剤の調合
⑥塗布と放置(約20~40分)
⑦カラーチェック
⑧乳化
⑨シャンプー、トリートメント


1、
毛質によって、色の出方が変わってきます。

・太い、硬い、撥水性、地毛の色が黒い毛
赤み系が出やすく、明るくなりにくいです。
→希望色より明度の高い染毛剤を選びます。

・細い、軟らかい、吸水性、地毛が色が明るい毛
黄み系が出やすく、明るく出やすいです。
→希望色より明度の低い染毛剤を選びます。

よって、正しいです。

2、
白髪は染まりにくいです。
白髪染めの場合は、白髪の多い部分から塗布します。
塗布量も多めに塗布します。

よって、(白髪は染まりやすいので、白髪染めの場合、白髪の少ない部分から塗布する)→(白髪は染まりにくいので、白髪染めの場合、白髪の多い部分から塗布する)の間違いです。

3、
放置時間の目安は、ヘアカラーの場合は約20~40分になります。
その後、カラーチェックをして、希望の色に染まっていない時は、場合によっては再塗布して、さらに5~10分放置します。
反対に、ヘアーブリーチの放置時間は、約5~20分で、5分おきにカラーテストします。

よって、(約5~20分で、5分おきにテストする)→(約20~40分)の間違いです。

4、
放置時間がある程度経過した時点で、皮膚や発色の状態を確認するために行うことを、カラーチェックと言います。
パッチテストとは、酸化染毛剤にアレルギーがないかどうかをチェックすることです。
よって、(パッチテスト)→(カラーチェック)の間違いです。

4
答えは1です。


1、
細毛や軟毛などは、黄み系が出やすいです。

対策としては
希望色より明度の低い染毛剤を選択します。

よって、正しいです。


2、
白髪は染まりにくいです。
なので、白髪が多い部分から塗布します。

よって
(白髪は染まりやすいので
 白髪染めの場合、白髪の少ない部分から塗布する)
    →(白髪は染まりにくいので、白髪染めの場合
      白髪の多い部分から塗布する)の誤りです。



3、
ヘアカラーの場合の放置時間は
約20〜40分です。

約5〜20分で、5分おきにテストするのは
ヘアブリーチです。

よって
(約5~20分で、5分おきにテストする)
            →(約20〜40分)の誤りです。


4、
パッチテストは
染毛剤によるアレルギーの有無を確認するための行うものであり、
放置時間がある程度経過した時点で
皮膚や発色の状態を確認するのは「カラーチェック」です。

よって
(パッチテスト)→(カラーチェック)の誤りです。

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