美容師の過去問
第43回
公衆衛生・環境衛生 問4

答えは４です。

１、

【採光】とは、

窓から自然光を取り入れて室内を明るくすることです。

よって、組合せは正しいです。

２、

【照度】とは、

光に照らされている物の表面の光の明るさです。

単位はルクスで表します。

よって、組合せは正しいです。

３、

【機械換気】とは、

送風機と排風機を使って、強制的に換気をすることです。

3種類あり、送気式排気方法・排気式排気方法・送排気組み合せ式排気方法です。

よって、組合せは正しいです。

４、

【気化熱】とは、

液体が気化する時に、熱が必要なので、外部から熱を吸収します。

つまり、ものを冷ます力を持っているのが気化熱です。

それを利用したものが、打ち水やクーラーや冷蔵庫です。

暖房は、気化熱の反対の凝縮熱を利用してます。

凝縮熱とは、気体が液体になる時に、熱を放出します。

よって、（暖房）→（クーラー）の間違いで、これが正解になります。

答えは4です。

1.　正しい組み合わせです。

｢採光｣・・・建築基準法では、人が暮らす部屋には一定の自然光を取り入れることが定められています。

｢自然光｣・・太陽や月光などの自然な光のことです。

2.　正しい組み合わせです。

｢照度｣・・・光の明るさのことです。

　　　　　　どれだけ対象物を照らしているか（度合い）を表す指標であり、

　　　　　　部屋や机の上の明るさを示すのに使われています。

3.　正しい組み合わせです。

｢機械換気｣・・強制換気ともいわれ、動力を使用した換気のことです。

　　　　　　　　　（送風機や扇風機など）

　　　　　送気式換気法は、　この機械換気の方法の1つです。

　　　　　ファンの吐出口に風管を設置し、切羽に新鮮空気を送り、

　　　　　更に切羽後方の環境対策として、別に集塵機を設置する方式です。

4.　この組み合わせは誤りです。

｢暖房｣・・・室内を暖めて温度を上げる行為のことです。

｢気化熱｣・・液体が気体になるときに周囲から吸収する熱のことです。

　　　　　　気化熱を利用しているのは、エアコンです。暖房ではありません。

正解は4です。

採光は外部の光（自然光）を窓などの開口部から取り入れることを言います。

1は正しい組み合わせです。

照度は物の表面を照らす光の明るさをあらわす度合いです。

単位にはルクスやルーメンなどが用いられます。

2も正しい組み合わせです。

機械換気とは換気扇や送風機などの機械装置を使って強制的に換気する方法を言います。

機械換気方式はその方法などでいくつか種類がありますが、送気・排気の組み合わせ方では送気式・排気式・送排気組み合わせの3つに分類されています。

3も正しい組み合わせです。

水のような液体が蒸発し気体になる際に熱を吸収することを気化熱と言い、エアコンの冷房はこの気化熱を利用して空気を冷やしています。

一方エアコンの暖房は気体が液体になる際に周囲に熱を放出する凝縮熱の原理を利用しています。

4の組み合わせが誤りです。