美容師 過去問
第43回
問17 (感染症 問2)
問題文
次の感染症のうち、主として飛沫感染するものはどれか。
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問題
美容師 国家試験 第43回 問17(感染症 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の感染症のうち、主として飛沫感染するものはどれか。
- 急性灰白髄炎(ポリオ)
- インフルエンザ
- 後天性免疫不全症候群(エイズ)
- 日本脳炎
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この過去問の解説 (3件)
01
答えは2です。
1、
【急性灰髄炎(ポリオ)】とは、
病原体は、ポリオウイルスです。
感染経路は、糞便感染、接触感染があります。
潜伏期間は、1~2週間で、風邪に似た症状が出ます。
感染者の一部が、風邪の症状が治まった後に、悪化してポリオの特徴的な麻痺症状が出ます。
よって、飛沫感染ではないので、違います。
2、
【インフルエンザ】とは、
病原体は、インフルエンザウイルスで、A型B型C型があります。
感染経路は、飛沫感染、接触感染があります。
潜伏期間は、1~3日間後、寒気や倦怠感と高熱が出ます。
よって、飛沫感染なので、これが正解になります。
3、
【後天性免疫不全症候群(エイズ)】とは、
病原体は、ヒト免疫不全ウイルスで、免疫細胞に感染します。
感染経路は性感染、母子感染、血液感染があります。
潜伏期間は2~4週間で風邪に似た症状が出ますが、その後症状は落ち着き、5~10年間無症状期間を経て、免疫力低下症状が出ます。
よって、飛沫感染ではないので、違います。
4、
【日本脳炎】とは、
病原体は、日本脳炎ウイルスです。
感染経路は、蚊(コガタアカイエカ)が感染源になり広める動物感染です。
人から人には直接感染しません。
潜伏期間は、6~16日間後、発病すると発熱、頭痛、嘔吐の症状があり、その後、意識障害などで20~40%の方が亡くなります。
ただし、ほとんどの人が、発病しません。
よって、飛沫感染ではないので、違います。
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02
答えは2です。
1. 急性肺白髄炎(ポリオ)とは、ポリオウイルスによって発生します。
脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、主に感染した人の便を介して感染します。
2. インフルエンザは気道感染症で、インフルエンザウイルスを病原とします。
主な感染経路は、飛沫感染や接触感染です。
3. 後天性免疫不全症候群(エイズ)とは、ヒト免疫不全ウイルスの感染により
免疫細胞を破壊し、後天的に免疫不全を起こす疾患です。
主な感染経路は、性行為による感染、血液を介しての感染、
母親から乳児への母子感染の3つです。
4. 日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにて発生します。
蚊を介して感染する疾病です。
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03
正解は2です。
飛沫感染とは感染者が咳やくしゃみをした時に飛び出す水滴(飛沫)を吸い込み感染することです。
よく混同される空気感染は飛び出した飛沫が飛行中に水分が蒸発し、飛沫核と言う微粒子となって空気中を浮遊しこれによって感染することを指しています。
飛沫感染する感染症には風疹やインフルエンザ、おたふくかぜや百日咳、新型コロナウイルスなどがあります。
ちなみに急性灰白髄炎(ポリオ)は経口感染や接触感染、後天性免疫不全症候群(エイズ)は性的感染や血液感染・母子感染、日本脳炎は蚊が媒介する動物由来感染症なので飛沫感染が感染経路ではありません。
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