美容師の過去問
第43回
皮膚科学 問2
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問題
第43回 美容師国家試験 皮膚科学 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 毛は、ケラチンという硫黄を含むタンパク質の一種からできている。
- 毛は、中心から外に向かって順に毛髄質、毛小皮、毛皮質の3層からなっている。
- 毛の生える方向を毛流といい、 皮膚の各部位で規則性がある。
- 毛は、皮膚表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は2です。
1 .〇
毛の主成分は、ケラチンというタンパク質の一種です。
ケラチンには硫黄が含まれています。
2 .×
毛は、中心から外に向かって順に毛髄質、毛皮質、毛小皮の3層からなっています。
問題文は毛皮質、毛小皮が逆に記載されています。
3 .〇
毛の生える方向を毛流といいます。
皮膚の各部位で規則性があり、頭頂部・腋窩・鼠径部では渦巻状になっています。
4 .〇
毛は、皮膚表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根といます。
毛根の下端には毛球というふくらみがあり、毛球の中心部には毛の栄養をつかさどっている毛乳頭があります。
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02
答えは2です。
【毛】
・毛の構造
中心から、毛髄質、毛皮質、毛小皮の3層からできています。
皮膚表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根といいます。
毛根部分には、立毛筋、脂腺、毛包、毛母細胞、毛球、毛乳頭があります。
・毛の成分
ケラチンタンパク質が主成分です。
1、
毛はケラチンタンパク質からできています。
ケラチンは、硫黄を含みます。
よって、正しいです。
2、
毛は中心から、毛髄質、毛皮質、毛小皮の3層からなっています。
よって、(毛髄質、毛小皮、毛皮質)→(毛髄質、毛皮質、毛小皮)の間違いで、これが正解になります。
3、
毛の流れる方向を毛流といいます。
皮膚のそれぞれの部位で一定の流れになっています。
頭頂部では、渦巻き状になっていて、毛渦やつむじといいます。
よって、正しいです。
4、
毛は、皮膚表面から出ている毛幹と、皮膚内部にある毛根に分かれています。
よって、正しいです。
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03
答えは2です。
1. 正しいです。
毛髪は、タンパク質の一種のケラチンからできています。
2. 誤りです。
毛髪は、中心から外に向かって毛髄質 → 毛皮質 → 毛小皮です。
・毛髄質(メデュラ)、毛皮質(コルテックス)、毛小皮(キューティクル)の3層で形成されています。
3. 正しいです。
毛の生える方向を毛流といいます。
4. 正しいです。
毛は、皮膚よりも出ている部分の「毛幹」、皮膚の中にあり、見えない部分の「毛根」に分けられます。
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04
正解は2です。
汗腺や皮脂腺などと共に皮膚の付属器官である毛はその9割が硫黄を含むタンパク質「ケラチン」で構成されていますので、1は正しい説明文です。
毛はその中心から外側に向かって毛髄質(メデュラ)・毛皮質(コルテックス)・毛小皮(キューティクル)という構造になっています。
2の説明では順序が違っているので、間違いということになります。
毛の生える方向(毛流)は皮膚の部位においてほぼ一定で規則性がありますから、3の説明は正しいということになります。
皮膚表面から外にある部分は毛幹で、皮膚内部にあるのは毛球・毛包からなる毛根と呼ばれる部位です。
4は正しい説明です。
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